148.ゴブリンとの交戦14
それから20以上の部屋を回ってようやく行き止まりまで進んだ。念の為、魔法を使って周囲の確認をしてみたけど、それらしい反応がなかったからここが終着点だと思った。
「……どうやらここで行き止まりみたいだな」
「そうみたいですね」
「とりあえず、此処で一旦休憩を入れる。休んだ後は、レーナが言っていた上位種がたくさんいたという部屋へと向かう」
「分かりました」
そうして私達は、行き止まりのところにあった作りかけの部屋? みたいな窪みがあったのでそこで少し休憩することになった。まぁ、通路からは見えないところで休憩しているような感じだけど……。
そんなわけで、私達は水分補給をしてから、武器の手入れを行った。
武器の手入れが終わって、しばらく休んでいるとゼロスさんがそろそろ出発すると言ったので素早く準備を整えて、来た道を戻った。そして、分岐のところまで来るとゼロスさんが私の方をみた。
「(これから危険なところに向かうが、レーナは本当に一緒に来るのか?)」
「(はい)」
「(そうか、……何があっても自分の命を優先に動け。これは約束だ。いいな?)」
「(分かりました)」
そうして私達はこの洞窟の中で一番危険な場所へと向かって歩き出した。




