表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
605/846

145.ゴブリンとの交戦11



 それから私とゼロスさんはゴブリン達を探して倒すことを繰り返すことで、できる限りのゴブリンが倒していった。ただ、ゴブリンがいる方へと向かって行った為、いつの間にか私が偵察しに行った洞窟付近までやってきていた。まぁ、ゴブリンがいる方へ向かって行ったら、ゴブリンが出入りしている場所に着くのは必然かもしれないが……。


「この辺りはゴブリンがたくさんいるな。もしかして拠点が近いのか?」


「そうですね。私が偵察した洞窟付近にいます」


「レーナが言っていた場所か……」


「はい」


 私がそう頷くとゼロスさんは何かを考えている様子だった。


 もしかして、ゴブリン達の拠点に向かおうか悩んでいるのかな? ……仮にそうだとして、ゼロスさんが居たらどうにかなるものなのかな? 複数のゴブリンキング達とは危なげなく戦っていたけど、数が増えると次第にきつくなるだろうし。それに、ゴブリンキングの上位種がどれほど強いのかが分からないからなぁ……。最悪、魔法を使うことも考えておいた方がいいのかな?


「……ゴブリンの拠点がどこにあるか教えてくれないか?」


「それは別に構いませんが、もしかして向かいますか?」


「あぁ、ただ、レーナはついてこなくてもいい。俺が行って、ゴブリンロードを倒す。そうすればこのゴブリンの集落の件はある程度片付くことになるはずだ」


「それは、そうかもしれませんが、いくらゼロスさんでも、かなり危険なのでは?」


「……そうだな。でも、このゴブリンの集落をどうにかできなかった場合、街への被害はかなり大きなものになるはずだ。それに、あの街には俺よりも高ランク冒険者は今、いないはずだから態勢を整えるにもそれなりに時間が掛かるからな」


 ……ゼロスさんの話から考えると、現状で何とかしないと後がないということ? まぁ、絶対というわけではないと思うけど、次の態勢が整うよりも先にゴブリンの被害が大きくなる可能性が高いということだよね?


「分かりました。ただ、私もゼロスさんと一緒に行きますから」


「……いいのか?」


「はい。ただ、勝てないと思ったら教えてください。少なくても、逃げ道くらいは確保できるように頑張ります」


「……分かった。それで、頼む」


 そうゼロスさんに言われたので、私はゴブリンが拠点に使っている洞窟へと案内をした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ