80.ポーション作り
宿に戻る今日は、何をしようか考えていたが窓際で乾燥させていた薬草を見てそういえばある程度の量が溜まっていたこと思い出してその薬草を使ってポーションを作ることにした。
まず乾燥した薬草をすり鉢ですり潰していく。その作業が終わったら鍋に入れてすり潰した薬草を入れてその薬草が浸るぐらいの水を魔法で作り煮込む。そうして出来たものを半分取り出して濾過していく。そうして出来たものを鑑定魔法で調べてみた。
ポーション Bランク
高い止血と再生効果、魔力回復効果(小)
「おぉ?効果が上がっているのと魔力回復効果?」
どうして魔力回復効果が?と思ったけどそう言えば今日は、魔法で水を生み出していたかもと思った。魔法で生み出された水だから魔力回復効果も追加されたのかな?
「ん?もしかして」
と思って魔法で生み出した水に鑑定魔法を使ってみた。
魔法で作られた水
魔力回復効果(微小)
と出てきた。魔法で作った水を飲むと魔力が少し回復するの?
「あ、でも魔力を使っているからあまり意味がないのかな?あ、でも煮詰めたりしたら効果が上がったりして…」
そう思ってその水を煮詰めてみるともう一度調べてみると
MPポーション
魔力回復効果(小)
「ぉお?」
(予想通りの効果が得られたけど名称が変わっている?)
そのことを不思議に思いながらも同じようにやって行けばMPポーションも作れることが分かったけど少ない量で効果があるものを作るのは、大変だと思った。
「まぁ、時間があるときに試してみればいいかな?」
そう思いそのMPポーションを瓶に詰めていく。
「さて、MPポーションは、後回しにしてポーションの効果を上げられるのか試してみようかな?」
そして乾燥させた薬草でまだやっていない長時間煮込むことをやってみることにした。でも、その前に先程濾過したときに取り除いたものをポーションが入っている鍋に追加してさらに魔法で作った水を加えて煮込んでいく。
そうして出来たポーションを濾過して調べてみると。
ポーション B+ランク
高い止血と再生効果(UP)魔力回復効果(中)
「効果は、予想通り上がったけど魔力回復効果は、思いのほか上がらないわね…」
仮にMPポーションを作ろうとしてさらに効果の高いものをとなったらかなりの時間が掛かる。まぁ、部屋にいるときに何かの片手間ぐらいならいいかもしれないけど…。
そんなことを思いながら出来たポーションを瓶に詰めていく。そうして詰め終わる頃になるともう夕食が食べられる時間だったのでご飯を食べに食堂に向かった。




