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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
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139.ゴブリンとの交戦5



 それからしばらくして、コアンさん達が大分離れたことを魔法で確認をしてから、気になっていたことをゼロスさんに聞いてみた。


「ゼロスさんはどのタイミングで撤退しようと考えていますか?」


「……一応、ここにいるゴブリンキングを倒したらの予定だ。流石に俺でもゴブリンキングを3匹も撒けないと思うからな」


 ゼロスさんはそう言ったがなんとなくだけど余裕があるのか落ち着いた様子だった。


(もしかして、勝算がかなりあるのかな? それともまだ実力を隠しているのか……)


 まぁ、こればっかりは私が考えて分かることでないか……。


「因みにですが、ゴブリンキングを倒したら本当に撤退するのでしょうか?」


「……どういうことだ?」


「先ほどの話を聞いて少し気になっただけです」


「そうか。一応、撤退を考えている。だが、余裕がありそうなら、レーナが見つけたという洞窟を少し調べたいとも思っている。別にレーナが付き合う必要ないぞ?」


「……案内ぐらいならできますよ?」


「それは、欲しいかもしれないなぁ。レーナからの情報しかないから洞窟がある場所までちゃんと行けるのかは分からないしな」


「そうですか」


「とりあえず、此処に居るゴブリンキングを倒してから考える」


「そうですね。私の方もできる限りゼロスさんの援護を行いたいと思います」


 と言いながらやってきたゴブリンを倒していたが、肝心のゴブリンキングは少し離れたところから私達の様子を確認しているだけで、襲ってくることはなかった。


「そう言えばゴブリンキングは動いていないですよね?」


「そうだな。どちらかというと私達の様子を確認しているように見える」


「……なるほど、今すぐには戦闘にはならないけど、追々戦闘に参加する可能性が高いからなぁ」


「一応、ゴブリンキングを警戒しながら戦った方がいいですよね?」


「そうだな。とりあえず、ゴブリンキングが襲ってこない間にできる限りのゴブリンを減らすように頑張るか」


「はい」


 そうして、私はゼロスさんの援護をしながらゴブリンを倒し続けているとついに、ゴブリンキングが動き出したのだった。



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