表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
588/846

128.現状



 ルノジス達は、この場から逃げようと腕を使ってあがいていたが少し離れたところに居た冒険者達がやってきて彼等を取り囲んだ。


「嬢ちゃん、なかなか強いな! とてもいい手際だったぞ」


 すると1人の冒険者がそう声を掛けてきた。


「ど、どうも……」


「こいつらのことは俺達に任せておけ、縛り上げてゼロスさんのとこに連れて行くから」


 とどうやらこの冒険者達がルノジスを拘束してゼロスさんの元に連れて行ってくれるらしい。正直ルノジス達の相手をしたくなかったのでこれはありがたいと思い彼等にお任せすることにした。


「すいませんがお願いします」


「おうよ。お前らさっさと縛り上げろ。俺はこいつらが妙な動きをしないか見ているからな」


 と言って仲間に指示を出すとどこから持ってきたのか分からない縄でルノジス達を拘束した。それから持ち物を調べて、持っているものを全部回収し終えると「それじゃあ、連れて行くから」と言ってルノジス達を引き摺りながらゼロスさんの元へと向かって行った。


「とりあえず、あいつらのことはあれでいいとして、急いで逃げていた原因はおそらくゴブリンだと思うけど、どうなったのかな?」


 と思い、魔法を使ってみるとゴブリンが集まっていた場所の規模が大きくなっていた。しかも、大量のゴブリンが集落全体へと広がっている。もしかして、ルノジス達を捜しているのだろうかと思った。まぁ、やっぱり彼等はゴブリンにちょっかいを掛けたのか……。とそのことを苦々しく思いながらも、現状にやや冷や汗を掻いている。この集落に居たゴブリンの数よりもこれから流れてくるゴブリンの数の方が圧倒的に多そうだったからだ。


「兎に角、ゼロスさんにこの現状を早く伝えた方がいいかも」


 そう思い私はゼロスさんの元へと向かうのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ