122.潜入2
「(やっぱり倒さないと中には入れないよなぁ)」
仮に、ゴブリン達をその場から離したとしても出る時に困るし……。
「(そもそも、ここの見張りは交代制なのかな? もしそうなら、どこかのタイミングで他のゴブリンがやってくることになるよね)」
やるなら早く倒して、中の確認をした方がいいか。少なくても次のゴブリンがやってくるまでに終えられるが一番いいかな?
そう思い、なるべく戦った痕跡を残さないようにするにはどう倒した方がいいのかを考えた結果。水魔法で窒息させて倒すのが一番いいと思い。さっそく実行をするとゴブリン達の口に水がまとわりついてゴブリン達はじたばたしてたが次第に動きが鈍くなりそのまま倒れた。念の為、ちゃんと倒したことを確認して倒したゴブリンをアイテムボックスに仕舞った。
「とりあえず、これでいいわね。後は、この先に何があるか……」
そう思いながらゴブリン達が守っていた先へと視線を向けた。
「……まぁ、何があるのか分からないから先へ進んでみるしかないか」
そう思い、周囲を警戒しながら先へと進むとそこにはたくさんの武器などが置かれていた。
「……もしかしてここは武器庫?」
そう思い中を歩いていると思っていた以上に広いことが分かった。少なくても奥行きは数十メートル以上はあった。それに武器だけじゃなくて、道具やお金もたくさん置いてあった。
「……ここはゴブリンの拠点の1つだから置いてあるものを回収したらゴブリンの戦力が減るよね?」
そう思った私は、武器庫に置いてあったものを片っ端からアイテムボックスにしまったのだった。
それから武器を回収したのだがたくさんの武器などがあって全て回収するのにはそれなりに時間が掛かった。まぁ、量が量だしね? そうして作業が終わった私は念の為、他に部屋がないことを確認してから武器庫を出て、分岐のところまで戻ったのだった。




