表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
568/846

108.作戦へ32



 ポーションを飲ませ終わると彼女の呼吸音がやや大きくなった気がする。まぁ、気のせいの可能性もあるが先ほどよりも安定していると思う。


「……レーナ、彼女は大丈夫そうか?」


「おそらくですが……」


「そうか、とりあえず、この場所から移動をさせた方がいいと思うが大丈夫そうか?」


「それは、分からないですがここの環境が悪いので移動をさせた方がいいとは思います」


「……それもそうか」


「はい、あと他にも生きている人が居ないか確認した方がいいと思います」


「……それもそうだな。レーナは彼女のことを見ているか?」


「……そうですね。動かしても大丈夫そうなのか確認しておきます。もし、大丈夫そうなら、移動させるかもしれませんが」


「分かった。とりあえず、俺は奥を見てくる」


「分かりました」


 そう言ってゼロスさんは奥へと進んで行った。


「とりあえず、分かる範囲で調べてみるか……」


 そう思い、彼女の怪我の具合を調べながら、汚れた体をある程度綺麗にした。いくら、深い傷をポーションで癒したと言っても、血で汚れている体は拭ってあげないと綺麗にはならないから……。


 そうして、一通り確認を終えて大丈夫そうだということが分かった。そうと分かればこの場所から彼女を移動させないと。と思い、とりあえず、檻の外へと移動をさせた。


 本当は、地下から連れ出そうと思ったけど、ゼロスさんが戻って来るのを待った方がいいかも。と思い檻から出たところまで彼女を移動させた。


 因みにどうやって運んだかと言うと普通に優しく抱き抱えて運んだ。まぁ、元々1人でいろいろやっていたから力もそれなりにあるからね?


 そうして、連れ出した彼女を大きな布で軽く包んで、そっと床へと寝かせた。あとは、ゼロスさんを戻って来るまでは待機かな? まぁ、ゼロスさんが進んで行った先には生きている人が2人いるから、ゼロスさんが何かしらの対処をするからしばらく時間が掛かるかもしれないけど……。とそんなことを思いながらゼロスさんが戻って来るのを待っていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ