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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
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93.作戦へ17



「レーナも戻ってきたか」


 私がゼロスさんに近づくとゼロスさんが私に気付いてそう言った。


「はい」


「……進み始めて大分たったと思うが、現在いる場所はおそらく集落の中心に近いはずだ。ゴブリンの数や遭遇頻度が上がってきて上位種との戦闘も増えてきた。まだ、敵の拠点らしき場所は見つかっていないがそろそろ見つかるか、その親玉にあたるゴブリンを見つけることになると思う。しっかりと注意しながら戦闘を行ってくれ」


「「「「「はい」」」」」


「それじゃあ、出発する」


 そうして進み始めてしばらくたった頃、どこからかははっきりと分からないが近い場所から悲鳴が聞こえた。


「!? 今、誰かの悲鳴が聞こえたな!」


 そう聞かれたので私は頷いた。するとゼロスさんはみんなが頷いたことを確認した。


「おそらくあっちの方だ。急いで移動をする。ついて来い!」


 そう言うとゼロスさんが走り出したので私達はその後をついていった。ゼロスさんの後を追いかけていると先ほど聞こえた悲鳴の数がどんどん増えていた。


 どこのパーティか分からないけど、ゴブリンに襲われている? いや、どこのパーティか分からないわけではないか。確かルノジス達のことを任せたパーティがこの集落の探索をしていたはずだからおそらくは……。とそんなことを思っていると角を曲がったところに冒険者の格好をした人がいた。ただ、たくさんのゴブリンに押されていたが。


「お前達は生きている人の援護をしながらできる限り助けてやれ! 俺は奥で戦っているゴブリンキングの元へ向かう!」


 そう言ってゼロスさんはゴブリンの群れに突っ込んで行った。



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