表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
547/846

87.作戦へ11



 先ほどと同じように攻撃を仕掛けるとゴブリンは私の攻撃を的確に対処していたが、先ほど戦った時との違いがあった。


(あれ? 踏ん張りが効いている?)


 そう思い、私が切り裂けた部分を確認してみると傷が浅くなっていることに気付いた。最初に着けた傷の深さはゴブリンの太ももの3分の1程だったが今は2割よりも浅くなっていた。


(もしかして、このゴブリン自己回復能力が高い?)


 そんなことを思いながら攻撃をしていたがゴブリンは足を庇う様子が無くなっていた。このままじゃあ、もしかしたらまずいかもしれない。と思っていると傷口が徐々に塞がっているように見えた。さっき戦っていたときは回復している様子はなかったのに……。とそんなことを思っているとゴブリンの傷口辺りに黒い靄みたいなのが漂っていることに気が付いた。


 あの靄は一体何? とそんなことを思いながらゴブリンに攻撃を仕掛けるふりをして、先ほど怪我をしていた場所に向かって刀を振るった。すると最初の攻撃よりも手応えがあり、深く傷つけることに成功した。


 これでもう少し時間稼ぎになるかな? と思いながら少し距離を取って、どれくらい回復するのかをゴブリンと戦いながら観察しようと思ったら、先ほどの靄が消えていることに気付いた。


(あれ? さっきの靄はどこに消えたの?)


 と思っているとゴブリンから少し離れたところに漂っているのを発見した。


(? あの靄はゴブリンから出ているものではないの?)


 と首を傾げていると靄が霧散した。そして、別のところから似たようなものがゴブリンに飛んで行くのを発見した。


「もしかして、近くに他のゴブリンがいる?」


 とそんなことを思ったが兎に角あの靄はゴブリンに近づけさせちゃいけないと思い。その靄を目掛けて思いっきり振り抜くと近くにあった建物の一部と一緒に切り飛ばした。どうやら力が入り過ぎて魔力が乗ったみたいだけど、靄が無くなったので辺りの魔物を探してみると、ゴブリンが建物の中に隠れていることに気付いた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ