表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
542/846

82.作戦へ6



 それから建物の中を調べたりしながらゴブリンを倒していった。どれほど時間が経ったのかは分からないけど、かなりの数のゴブリンを倒したと思う。多分、パーティ内だけでも、1000近くは行っていると思う。それだけ多くのゴブリンを倒したからみんなやや疲れているようにみえる。まぁ、あくまでも疲れが見られるようになっただけだが……。


「……少し建物の中で休憩をしよう」


 するとゼロスさんがそんな提案をしてきたので私達は周囲のゴブリンを倒し切ると他のゴブリンに見つからないようにしながらとある建物の中に入った。


 因みにその建物の中にはゴブリンがいないということは私が魔法で確認しているから大丈夫のはず。まぁ、外から入ってくる可能性もあるから気を付けていればそれなりに休憩ができると思う。


 それからみんなでゴブリンが居ないことを確認してから休憩することになった。


「……とりあえず、いろいろと調べてどうだった?」


「ゴブリンが寝泊まりしている以外の建物は今のところありませんでした。大きい建物でも、多くのゴブリンがいるだけでしたのでもっと中心、もしくはもっと大きい建物へと向かった方が何か発見できると思います」


「俺もコアンと同じだ」


 するとコアンさんのパーティメンバーがそう言うとその他のメンバーも頷いていた。確かにどこも何か手掛かりになりそうなものはなかったよな……。と思っているとゼロスさんが私の方を見てきた。


「レーナは何か気付いたことはあったか?」


「そうですね……」


 と言いながらゴブリンと戦ったり、建物の中を調べている際に何かあったかな? と考えてみたがこれと言って思いつかなかった。そもそも、建物の中にはゴブリン以外、寝たりしているのだろうと言う形跡しかなかったし……。とゴブリンのことを考えていたらあることに気付いた。


「中心に向かう程、上位種との遭遇が増えたような気がします」


「そう言われると上位種との交戦やその頻度が上がっているような気がするな。コアンはどう思う?」


「私も上がっているような気がします。ゴブリンの上位種は居て当たり前だと思っていたのでそのことには気付きませんでした」


 とコアンさんはそう言った。確かに、ゴブリンの規模を考えると上位種はそれなりにいるとは思うから上位種を発見しても大して驚かないかもしれない。しかもコアンさん達はかなりの場数を踏んでいると思うから上位種がいるのが当たり前とか、普通のゴブリンとさほど変わらないと思うぐらいの実力があるから少し分かりにくかったのかもしれない。とそんなことを思った。


「それなら、この集落の中心に向かって、この集落のリーダー格を叩こう。そこには強いゴブリンも多くいるから他の冒険者達の捜索や守りが楽になるだろう。その分お前達には危険が伴うができる限り互いを援護したりしながら先へと進んでいこう」


 とゼロスさんにそう言われたので私達は頷いた。それから、水分補給やお腹を満たしたりしながら出発までの時間を過ごしていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ