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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
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81.作戦へ5



 建物を出るとゼロスさん達が外に居たゴブリンをたくさん倒したようでゴブリンの山がいくつかできていた。するとゼロスさんが私達が建物から出てきたことに気付いて声を掛けてきた。


「中の捜索はどうだった?」


「他の建物と大した違いはありませんでした。ただ、中に居たゴブリンには上位種がいたため、おそらく大きな建物にはゴブリンの上位種がいる可能性が高いと思われます」


「そうか……。特に問題がなかったんだな?」


「はい。ただ、レーナさんが他のゴブリンと同じように上位種まで倒したことに驚きました」


 そう言うとコアンさんのパーティメンバーが意外そうな顔をしながら私の方を見てきた。


「……本当なのか?」


 するとゼロスさんは確認するようにそんなことを聞いてきたが、コアンさんは頷いた。


「……以前、オークを倒したときはかなりぎりぎりの戦いのようだったと思うが?」


 そう言われるとあの時は結構ギリギリな戦いをしていたかも? コッコロ村の時は思いの外、呆気なく倒せて驚いたような記憶がある。


「確かにあの時はそうですね」


「ゴブリン上位種を一瞬で倒すと言うのならオークもそれほど苦労しないで倒せるぐらいの実力はあるのか?」


「まぁ、1匹でしたら……」


 そもそも複数のオークとは戦ったことないからどれほど実力が上がっているのかは分からないけど、確実に強くはなっているはず。そんなことを思っているとゼロスさんは顎に手を当てながら何かを呟いた。


「(そうなのか。そう言うことなら思っていた以上に戦力になりそうだな)」


 ゼロスさんが何と呟いたのか聞こえなかったが、私に対する評価が変わったように感じた。まぁ、気のせいかもしれないけど……。



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