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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
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60.報告3



 それからしばらくして冒険者達が集まったのでゲンツさんは集まった情報を冒険者のみんなに伝えた。内容としては、ほとんど私が集めた情報と一緒だったので、他の冒険者達も似たような感じだったのだと思う。ただ、ゴブリンがよりたくさんいると分かり冒険者達の間では少し動揺が広がっていた。


「本当に今回の依頼は大丈夫なの?」


「最初に聞いた数よりは多いということは覚悟していたがここまで多いとは……」


「一度出直した方がいいんじゃ……」


 と言った声が広がっていた。まぁ、分かっている範囲だけでも、8000匹以上いることになるからそう言う反応になるのは仕方ないのかもしれない。隣にいたユアも同じようなことを呟いていたから。


「静かに」


 そんな状況の中、ゲンツさんがそう声を掛けるとざわつきが治まりゲンツさんに注目していた。


「最初の頃と大分状況が変わったがゴブリンの集落をこのまま放置することもできない。そのため当初の予定通り、ゴブリンの討伐を進める」


「ほ、本当に大丈夫なの?」


 すると1人の冒険者がそう言うと辺りにいた冒険者達も同様に頷いていた。


「……安全の保証はできない。その代わり、今回はゴブリンの集落討伐に参加してくれるものだけという形を執る」


「それって参加しなくてもいいの?」


「ゴブリンの集落に攻撃を仕掛けることには参加しなくてもよくなる。その代わり、参加しないものはここの拠点防衛を務めてもらう予定だ」


 そう言うと冒険者達はこそこそと何か話をしているようだった。まぁ、おそらく今回の討伐に参加するのかを話し合っているのだと思う。


「少し、時間を与えるからパーティごとで話し合って参加するのかを決めてくれ。参加の有無が決まったら各パーティリーダーが報告しに来てくれ」


 そう言うと先ほどこそこそ話していた会話がだんだん大きくなっていった。私はと言うと一応、ユアと相談した。まぁ、前に少し話した内容だから再度確認する形になったがユアは参加しないそうだ。私は参加する予定なのでゲンツさんにそのことを報告しに行った。



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