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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
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57.偵察9



 それからゴブリンとの遭遇を避けながら拠点の近くまで戻るとゴブリンはほとんどいなくなった。せっかくだし、偵察中に倒したゴブリンの処理だけ終わらせようと思いアイテムボックスから取り出して魔石を取り出し始めた。


 そうして作業が終わると魔法で適当に地面を掘って処理が終わったゴブリンをその穴に落として埋めた。そうして一通りの片づけを済ませたら移動を再開した。それからしばらくたって私達の拠点が見えるところまで戻ってきた。


「ようやく戻ってきた。そう言えば昼食を食べていなかったからお腹が空いたなぁ……」


 ゴブリンが居る位置をずっと警戒しながらいろいろな観察をしいたから水分以外は摂っていなかった。まぁ、手に入った情報はそれなりにあったけど、他の人達はどうだったのかな? とそんなことを思いながら自分が乗ってきた馬車の方へ行くとなぜか空気が重い気がした。


「?」


 気のせいかな? と思いユアが待っているであろう馬車へと向かうとそこにはゲンツさんとゼロスさんが何やら話をしているようだった。だた、私が風上に居たため何を話しているのかは全く聞こえなかったが……。


「何か大事な話をしているのかもしれないからゲンツさん達には後で声を掛けよう」


 そんなことを思いながら馬車の中に入るとユアがそわそわしていた。


「ユアどうしたの? 何かあった?」


 そう声を掛けるとユアはビクッとしたが私だと分かり安心したようだった。

「レーナちゃんが戻ってきたの」


「? どうしたの? 戻って来るのは当たり前でしょ?」


「そ、そうかもしれないけど、他の偵察に行っていた人達はもっと早く帰って来たから、レーナちゃんがなかなか帰ってこなくて心配していたの」


「え? 他の人達そんなに早く戻ってきたの?」


「早い人は昼過ぎには戻ってきたよ?」


 ……一応、ゲンツさんの話では早く切り上げてもいいって言っていたから問題はないと思う。もしかして私は長く偵察しすぎたのかな? でも、時間内には戻って来ているし問題ないはずだよね?


「そうなんだ。とりあえず、疲れたから少し休憩するね?」


「わ、分かったの。あ、でも、何かあったときは起こすかもしれないけど大丈夫かな?」

「いいよ」


 そう言って私は毛布を被って横になるといつの間にか眠っていた。



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