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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
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56.偵察8



 魔法で近くのゴブリンを警戒しながらそのゴブリンを追いかけて行くと次第にゴブリンの反応が増えていく。


「……町の周囲とそれほど変わらないほどゴブリンの数が増えた?」


 町の周囲を偵察していたと変わらないほどゴブリンが居るということはこの近くにもゴブリンの秘密があるということ? そんなことを思いながら後を付けていたゴブリンを追いかけていたが、他のゴブリン達が多すぎてうまく追うことができなくなり、視界では確認できなくなった。


「仕方ない。魔法を頼りに追いかけるか……。幸い、あのゴブリンは他のゴブリンと違って魔法の反応が強いからしばらくは追うことができるかな?」


 そうして、できる限り追いかけていると急に動きが止まった。その間に少しでも距離を詰めようと思いながらも慎重に歩みを進めていき、追いかけていたゴブリンが確認できるところまで追いついた。


「あれは一体……」


 そこには大きな洞窟があり、門番らしきゴブリンが立っていた。しかもその門番らしきゴブリンはその辺のゴブリンよりも反応が強い、ただ、私が追いかけていたゴブリンほどではないがおそらくゴブリンの上位種。そんなゴブリン達は何か話しているようだった。まぁ、何を言っているのかは全く分からないが会話は成立しているように見える。


「あの洞窟の奥はどうなっているのかな?」


 そう思い探索魔法をその洞窟の内部へと延ばしていくとゴブリンの反応がたくさんあった。しかも、私が追いかけていたのと同程度が4つとそれ以上に強いのが1つあった。


「え? あの、ゴブリンは下っ端? まだ上がいるのか……」


 とそんなことを思っていたが、ここに居るゴブリンの数が2000程で、全体的に村に居たゴブリン達よりも強いことに気付いた。


「もしかして、この場所がゴブリンの本陣?」


 まだ、分からないこともあるが、ここに居るゴブリンが指示を出してゴブリンの集落を作ったと思ってもいいかもしれない。


「とりあえず、偵察はここまでにして、拠点に戻らないと。拠点に着く頃には夕方になりそうだし……」


 そんなことを思いながら私はその場を離れて拠点へと戻るのだった。



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