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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
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55.偵察7



 柵が作られていない場所に着くと、その辺りをいろいろと調べてみた。そうして分かったことは、まだ、柵が作られていないことだった。少し、離れたところにたくさんの木が置いてある場所があって、ちょっと偉そうなゴブリンが「ギャギャ……」といいながら他のゴブリンに指示を出していた。そうして、集められていたのが私が発見した、木がたくさん置いてある場所だった。


「理由までは分からないけど、おそらくゴブリンの上位種に当たるのがさっき指示をしていたゴブリンなのかな?」


 とそんなことを思いながらゴブリンの集落へと少し入ってみることにした。ただ、ゴブリンが多いところは危険だと思うからあまりいない場所へだが……。


 そうしてゴブリンが少ない場所を回ってみたが、これと言って大した情報を入手することができなかった。


「ほとんどは汚い布みたいなのが転がっていただけだからなぁ……」


 因みに何箇所かはゴブリンが寝ていたからおそらくゴブリンの休憩所か寝床だと思われる。もしかしたら夜襲をする際は多くのゴブリンが寝ている可能性もあるかも? とそんなことを思ったけど、ゴブリンがいつ寝るのかは分からないので、あまりあてにならないかもと思った。


「とりあえず、偵察はこんなものでいいかな?」


 と思い帰路につこうと思った。そうしてゴブリンの集落を出ようと歩いているときにゴブリンに指示を出していた上位種と思われる個体が数十メートル離れたところに居た。他のゴブリンよりも1メートル以上も大きいから見分けやすいなぁ。と思いながら、集落の外に向かって歩いていることに気付いた。


「……もしかして、これからどこかに向かうところなのかな?」


 とそのゴブリンがどこに向かうのかが気になった。


「まだ、時間がありそうだし、後を付けてみよう」


 そう思い私は一定の距離を保ちながらそのゴブリンの後について行った。



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