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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
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21.出発



「説明としては以上になるが何か質問はあるか?」


 そう言いながら周囲の冒険者を見渡したが意見を言う冒険者はいなかった。


「それじゃあ、馬車に乗っていてもらう」


 そう言ってゲンツさんはどの馬車にどのパーティが乗っていくのかを指示していった。


 私とユアはゼロスさん達と同じ馬車に乗ることになった。ただ、他にもギルド職員のゲンツさんも一緒に乗るらしいのだがどうしてこの組み合わせになったのだろう? 普通に考えたらどこかのパーティと同じ馬車になると思うけど、依頼の指揮を執る人と戦闘の指揮を執る今回のトップ達がいる馬車に乗るのはおかしいはずなんだけどなぁ……。


 そんなことを思っていると、誰かがしゃべりながらこちらに歩いてきた。どこか聞き覚えある声だけど誰だろう? と思ったらルノジス達が顔を出した。


「(あいつか……)」


「? レーナちゃん何か言った?」


「いや、なんでもないよ」


 と言いながら彼等から視線を逸らした。するとゲンツさんは彼等に気付いたようで彼らの方に向かっていった。まぁ、あの連中と関わらなければとりあえず、は大丈夫かな? と思いながら言われた馬車に乗り込んで出発の時を待っていた。


 それからしばらくして全員が乗り込んだみたいで、ゼロスさんとゲンツさんが馬車に乗って出発の号令を出して街の外へと向かった。




 門の外に馬車が出ると一列になって進み始めた。因みに私達が乗っている馬車が先頭で走っている。そう言えば何番目に走る馬車とか何も聞いていなかったけど、私達が乗った後にそれぞれの馬車で説明でもしたのかな? まぁ、場所を知っているゲンツさんと今回の依頼を受けた中で一番強いであろうゼロスさんが乗っているから先頭で進むのは当たり前なのかもしれないけど。とそんなことを思いながらゴブリンの集落に向けて出発したのだった。


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