13.事後処理?
「おじさんはやめてくれ普通にゼロスと呼べ」
「はぁーい」
と適当に返事をするとゼロスさんはやや困った顔をしていた。まぁ、そんなことは置いといてゼロスさんも今回の依頼に参加するということかな? この場所に来たわけだし。
「……ゼロスさんも今回の依頼に参加するってことですか?」
「あ、あぁ、そうだ。今回はこの依頼の指揮を執ることになっている」
「え? ゼロスさんが?」
「あぁ」
まさかゼロスさんが今回の依頼で一番偉い人だとは思わなくて少し驚いた。依頼としてはゴブリンの討伐だけど、規模が大きいから高ランクの冒険者が居るだろうなぁ。としか思っていなかったから。まぁ、知らない高ランク冒険者よりも知っている冒険者の方がいろいろと安心できるからラッキーなのかもしれない。
「……それで、結局何があった?」
そう言われてどうしてこんな状態になったのかをゼロスさんに説明した。まぁ、急に襲いかかってきたので返り討ちにしただけだが……。
「……そんなことがあったのか。とりあえず彼等には破損させたものの弁償と罰を受けてもらうことになるだろう」
そう言いながら彼等を見下ろすと彼等はそっぽを向いていた。実は、払う気が全くないのでは? とそんなことを思っているとギルド職員が何やら紙を持って来た。すると彼等の顔つきが変わり職員を睨みつけたがゼロスさんが近づくと何事もなかったかのように渋々サインをしていた。




