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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
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9.会議室にて



 エレナさんに案内をされて入った部屋はそれなりに広かった。椅子も多分50ぐらいは置いてあるかな? それと入口のところに山積みの椅子がいくつもあったから足りなかったら各自で椅子を並べるスタイルなのだろう。とそんなことを思っていると会議室に入ってから周囲を見渡していたユアがこんなことを言ってきた。


「広い部屋だね?」


「そうだね」


「とりあえず、好きなところに座ってもらって構いませんがその……」


 とエレナさんは私とユアを見ながらその先を言い淀んでいた。もしかして他の冒険者に絡まれる可能性があるから座らない方がいいとかかな?


「もしかして他の冒険者の人に絡まれる可能性が高いから座らない方がいいとかですか?」


「……はい。大体その通りです。他の冒険者に絡まれる可能性があると思うので、理解をしてもらいたいと……。あ、あと、椅子に座ってはいけないということはないので気にしないで座って待っていてください」


「分かりました」


「一応、職員も近くに待機しているので何かあった際は声を掛けてください。できる範囲のことはしますから」


 とエレナさんはそう言った。多分エレナさんが言ったことはギルド職員ができる精一杯のことなのかもしれないがエレナさんなりの気遣いなのかもしれないとそんなことを思いながら了承の旨を伝えた。


 それから私は部屋の奥の一番後ろにある椅子へと座ると隣にユアが座った。すると少しそわそわしていたユアがやや不安そうに聞いてきた。


「あ、あとは他の冒険者達が集まってから説明が始まるの?」


「多分、そうじゃないかな? まぁ、後は説明が始まるのを待つだけだよ」


「そ、そうなの」


 ユアはそう言ったがやや緊張した様子だった。かなり危険な依頼になるかもしれないから緊張するのも仕方ないかも? まぁ、私も集団依頼は初めてだからそれなりに緊張している部分もあるから人のことはあまり言えないけど……。とそんなことを思いながら会議が始まるのを待っていた。



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