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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
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3.ギルドにて



 街に戻るといつも通り冒険者ギルドに向かってエレナさんに今日討伐した魔物やこなした依頼の品物を渡した。


「しばらくお待ちください」


 そう言ってエレナさんが1つ1つ検品しているときにゴブリンのことを尋ねてみた。


「エレナさん。ここ最近ゴブリンのことで何か情報とかあったりしますか?」


「そうですね。最近だと目撃情報が多く上がっています。ただ、日に日にその報告が増えているのは気がかりですが……」


 と作業をしながらここ最近のゴブリンの情報を教えてもらえた。どうやら、ギルドの方でもゴブリンの異常を感じているみたいだ。


「やっぱりゴブリンが増えているということですか……」


「そうですね。最近レーナさん達も多くのゴブリンを狩っていますし」


 確かに、ゴブリンの討伐した数は増えている気がする。まぁ、ユアが早く斃せるようになったのと私の魔物の解体が少し早くなった。という要因からより多く狩ることができているというのも多少はあると思うが。


「ゴブリンの討伐に大分慣れてきたのもありますよ」


「そうですね。これだけの量をほぼ毎日だと上達するのも早そうですね」


 とそんな会話をしているとエレナさんの検品作業が終わり今回の報酬を受け取った。


「先ほど、ゴブリンの情報について聞かれましたがレーナさん達の方でも何か分かっていることとかはありますか?」


「これと言っては特にないけど、以前、ゴブリンが多く出たときと似たような感じでゴブリンの遭遇が増えているようには感じます」


「そうですか……。やはり、森の奥の方でゴブリンが多く出る理由があるかもしれないですね」


 と言ってエレナさんが少し不安そうな顔をしていた。


「そうですね。できれば何事もなければいいですが、何か問題が起こるかもしれませんね」


「一応、ギルドの上の者にも相談をしておきます」


 とエレナさんが言ったのでそのことについてはギルドに任せて私達はゴブリンの討伐に勤しもうと思いながら私達はギルドを後にした。



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― 新着の感想 ―
[一言] 「と言ってエレナさんが少し思案そうな顔をしていた」 思案顔と思案そうな顔って、同じ表現なのかな?
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