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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第四章 コッコロ村
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216.授業見学4



 ポーション作りが終わると自分達で作ったポーションは一応、各自で持ち帰ってもいいと言われたので、そっとアイテム袋へとしまった。それから、ポーション作りの失敗しやすい点などを注意事項などをいろいろと教えてもらい今日の授業は終了となった。


 授業が終わり、道具類を片付け終えると途中までフローラと一緒に帰ることになった。


「レーナちゃんは今日の授業はどうだった?」


「う~ん。そうだね……。初めて知るようなことは少なかったかな?」


「そうなの?」


「うん。午前中はかなり暇だったかな? 午後のポーション作りは注意事項以外は一通り知っていたから目新しさは感じなかったかな?」


「そうなの? レーナちゃんって思っていたよりも物知りなの? 私はここでいろいろ学んできたけど、初めて知ることはいくつかあったから」


「いや、そういう訳じゃないと思うよ? ポーションの作りはたまたま経験があっただけだし、文字の読み書き、計算は随分と前に教えられた」


「仮に随分と前に教わったとしたのならあそこまで早く計算ができるなんて……。私はもっと時間が掛かるのに……」


「まぁ、それは慣れみたいなものだよ」


「そっか……。私も地道に頑張るしかないのかな?」


「普通はそうだと思うよ?」


 まぁ、私の場合は元の世界の記憶があるから、そのおかけでいろいろなことができているということもある。


「そっか……。ルミアちゃん達はどうだったの?」


「とても勉強になりました」


「「楽しかった!!」」


「ちょっと難しかったかな?」


「そうですか。よかったらみなさんも明日から授業を受けに来てください」


 そう言うとみんなは困っているような悩んでいるような表情をしていた。個人的にはそれもいいとは思うけど、ラナさんが雇ってくれると言われたばかりだからちゃんとお仕事をしないといけない。と思い悩ましそうにしているのかな?


「……もしかして、無理そうですか?」


 フローラはみんなの様子をみてあんまり芳しくないと思ったようでそう聞いてきた。しかし、皆は何か言おうとはしていたけど、結局言葉にはなっていなかった。


「まぁ、みんなお仕事とかあるから毎日というのはなかなか難しいかもしれないかな?」


「そ、そうですか……。皆さんお仕事をして……」


「まぁ、その辺の都合とかもあるから、この場で返事をするのは難しいかな?」


「分かりました。お時間があったら来てください。私はこっちの道なのでここで失礼します」


「うん。気を付けてね?」


「「またね~」」


 とそんなことを言いながら私達はフローラを見送ってから帰路についた。



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