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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第四章 コッコロ村
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214.授業見学2



 最初の頃は私達にも分かるようにと文字の書き方と計算を教えてくれたがその後は、今進んでいる子達の授業をして、その子達が問題を解いているときに私達の様子を見に来てくれて教えてくれると言った感じで授業は進んでいた。


 正直、私が思っていたよりも優しい感じで授業が進んでいて、リリとララは見ながらなんとか文字が書けるようになってきた。ユアは、文字を何とかかけているようで計算を中心的に苦戦しながらも問題を解いて、ルミアはユアよりも早く問題を解いていた。


 やっぱり、ルミアはかなり賢いんだなぁ……。とそんなことを思いながら問題をこなしていた。


 そうして、午前中の授業が終わり、休憩時間になった。


「お昼はもう少ししたら届けてくれるからしばらくここで待っていてね?」


 と言って先生は教室から出て行った。ここに通っている人にはお昼が出るのか……。と思いながらも私達には関係のないことかな? と思いながらこの後はどうするのかみんなに聞いてみようと思った。


「……私達はどうしようか? この後も見学をしたいのならこの場所で午後の授業を受けてもいいし、そうじゃなかったら街の見学でもしに行く?」


 そうみんなに問いかけるとルミア達はこう言った。


「……私はもう少し受けたい」


「私も」


「私はもう少し、いろいろなことをやってみたいと思います」


「それじゃあ、私もここで勉強をしようかな?」


 どうやらみんな午後も授業を受けたいみたい。てっきり、リリとララは街を見回りたいと言うと思っていたから勉強をしたいと言ったのは少し意外に思った。


「まぁ、皆がそうしたいならいいけど、お昼はどこかで食べた方がいいのかな?」


「みんな食べて行っても大丈夫だと思うよ? かなりたくさんの量があるから」


 するとフローラがそんなことを言ってきた。


「そうなの?」


「うん。だから心配しないで待っているといいよ」


「分かった。待つー」


「私も!」


 フローラの言葉を聞いたリリとララはそう言って昼食が来るのを楽しみそうにしていた。



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