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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第四章 コッコロ村
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213.授業見学?



 部屋の中には5人ほど居た。ルミアより小さい子や大人だと言われても分からないくらい大きな子もいた。あくまでも、推測になるけど、6歳から15歳くらいの子達が居るように見える。


「空いている席に座って待っていると先生がやってきて教えてくれるよ?」


 とフローラに言われて私達はフローラの近くに座った。それからしばらくすると30代くらいの女性が入ってきた。


「お? 今日は見ない子達もいるわね。初めてかな?」


 そう聞かれて頷くと入ってきた先生が少し待っていてね? と言って部屋を出て行った。


「部屋を出て行ったけど、何をしに行ったのかな?」


 とそんなことを呟くとフローラが何をしに行ったのかを教えてくれた。


「書くものなどを取りに行っただけだよ?」


「書くための道具を持ってきてくれるの?」


「うん。私も、ここで、これを貰ったよ」


 と言ってフローラが出したものは四角い箱と棒みたいなものだった。


「これは?」


「えっと、とりあえず、開けるね?」


 と言って箱を開けるとその中には細かい土みたいなものが入っていた。


「もしかして、この土を固めて棒で文字を書くの?」


 私はフローラにそう聞くと彼女は驚いた様子を見せながら頷いた。


「そうだよ。よく分かったね?」


「ちょっとした一時的なメモは地面に書いたりもしたからもしかして……と思っただけだよ」


「そうなの?」


「うん」


「それだけのことでこの道具の使い方が分かるなんて凄い!」


「そうかな? 大したことはしていないと思うけど……」


 とそんなことを話していると先ほどの先生が戻ってきて私達の分の箱と棒を貰った。


「使い方については説明するからちゃんと聞いてね?」


 と言って先生が持ってきた道具の使いかを教えて貰えた、まぁ、ほとんどは私が知っている内容と同じだったけど、初めて聞いたであろう、ユア達は面白そうにしながらその道具を使って遊んでいた。


「この板、何度でも使えてすごく便利だね?」


「そうだね」


 とそんなことを言いながらようやく先生の授業が始まったので、私達は大人しく話を聞きながら問題などを解いたりしていた。



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