207.久しぶりの武器屋
4章の本編は終わりましたが5章になる前に書き足したいことがあるのでもう少し続けてから5章に入ります。すいませんがよろしくお願いしますm(__)m
翌朝
朝食を済ませた私は、武器屋のエギルさんの所へ向かった。
依頼でしばらく街を離れていたのもあったけど、武器のメンテナンスをしてもらおうと思ったからだ。一応、手入れはしているけど、たまには本職の人に見てもらわないとね?
そうして武器屋さんに着くと店の奥に居るだろうエギルさんに声を掛けた。
「すいません。エギルさん居ますか?」
そう声を掛けてしばらくすると店の奥からエギルさんが出てきた。
「……嬢ちゃんか、今日はどうした?」
「武器のメンテナンスをしてもらおうと思いまして」
「分かった見せてみろ」
そう言われたので私が持っている武器をエギルさんに渡した。すると鞘から刀を抜きまじまじと刀身を見ていた。
「……ちゃんと手入れをしているみたいだな」
「大切な刀ですからね」
「……少し時間が掛かるがいいか?」
「大丈夫です。メンテナンスが終わるまで奥の部屋をお借りしてもいいですか?」
「好きにしろ」
そう言って奥の部屋へ行こうとしたエギルさんにせっかくここに来たから少しは魔鉄を作ろうかな? と思い鉄があるかを聞いてみた。
「あ、ついでに鉄もあれば例のものを作りますが」
「入口に置いてある好きに使うといい」
そう言うとエギルさんは奥の部屋へと消えて行ったので、私もエギルさんから好きに使っていいと言われた部屋へと向かった。
部屋に着くと入口には鉄と武器が置いてあったので剣一つ手に取って部屋の中へ入った。今日は、この武器を使って日課をこなしながら魔鉄を作ろう。とそんなことを思いながらいつもの鍛錬を行った。




