204.ラナさんとの話2
それからラナさんと相談してリリとララは銅貨6枚で、普段は昼食とお風呂代としてほとんどのお金が相殺される予定となった。
そして、ルミアについてはどんなことができるのかとなどを話し合いながら銀貨1枚からという感じで話がまとまった。
「あ、あの、私はそんなに多くもらっても大丈夫なのでしょうか?」
「ルミアの働きぶりからそれくらいが妥当だと思ったから大丈夫だと思うよ?」
「そうよ。それだけの働きはできているから心配しなくてもいいわ」
「そ、そうですか。ありがとうございます」
ルミアはそう言いながらラナさんに頭を下げていた。
「そこまで気を遣わなくて大丈夫だから。それより、休みはどれくらいの頻度にしておく? 3日に1回休みがあれば大丈夫かな?」
ラナさんがそう言うと、ルミアが驚いた様子でラナさんに聞き返した。
「え? 休みがもらえるの?」
普通はもらえるものでは? と一瞬思ったけど、この世界の人達が休んでいるところは見ないかも? 冒険者の人達は適度に休みを取っていることが多いがお店とかが休みでしまっているところはまだ見たことないし……。
「まだルミアちゃん達は小さいから無理して働き続けるのは良くないわよ? それに子供なんだから休みの日をちゃんと作って遊んだりすることも大切だよ?」
「わ、分かりました」
そうして、彼女達の休みは3日に1度の予定で働くことになった。




