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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第四章 コッコロ村
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191.その後



 ユアとの戦闘訓練で一汗流してユリーカさんの家へと戻った。その後はユアと話したり夕飯を食べたりして過ごした。


 因みにビアンカ達の件については予定通りに罰の決行をしたらしい。でも、数世帯の村人はビアンカ達と一緒に村を去ることになったそうだ。なんでも、ビアンカ達と仲良くしていた村の人達が彼女達と一緒について行くと言って村を出て行ったそうだ。


 正直、ビアンカ達を慕っている村の人達がいて驚いた。あんな人達でも慕う人はいるのか……。と思いながら、実は村のあまりよくない人たちを連れて行ってくれたのでは? とそんなことを思ったりした。まぁ、何らかの理由で脅されていたもしくは何かあった際の条件として一緒にくることを要求したと言われた方が納得できる気がするが……。




 そんなことがありながらその後の3日間は特に問題なく過ごすことができた。ユアをセラ達に紹介したり、エレナさんの弟と遭遇したり、ユリーカさんのお手伝いを一緒にしたりなど、平和で充実した日々を過ごしていた。まぁ、今まではバーラが原因でいろいろなことが起こっていた部分もあるが……。


 そして今日は村を出発する日となった。でも、朝早くに出発するわけではなく早めのお昼を食べてから出発する予定だ。


 そういう訳で、ユリーカさんの朝食を食べるのは今日までとなった。


「今日でみんな街へ戻っちゃうのね……」


 とそんなことを言いながらユリーカさんは少し寂しそうにしていた。


「お母さん大丈夫よ。また戻ってくるから」


「本当に? でも、今までお仕事で帰ってくるようなことはなかったけど……」


 とユリーカさんはエレナさんの言葉を不安そうに聞いていた。まぁ、ユリーカさんの気持ちも分からなくはないけど……。


「少なくても年に1度は村に戻るようにするよ」


 そう言ってエレナさんは私達の方を見た。一体どうしたのかな? とそんなことを思いながらエレナさんの方をみた。


「……もし、レーナちゃん達も暇をしていたら一緒に村まで来てくれないかな?」


「まぁ、暇な時であれば」


「わ、私もです」


「そうなの? 分かったわ。エレナが戻ってくるのを楽しみにしているわ」


 するとユリーカさんは少し嬉しそうにしながらご飯を食べ進めていた。



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