184.村長さんの来訪
翌朝
ユアを起こさないようにして日課をこなして部屋に戻るとユアがちょうど起きたところだった。
「ん? レーナちゃん?」
「おはよう」
「おはよう……。そう言えばレーナちゃんと一緒に私が生まれた村に来ていたね」
「そうだよ。そろそろ朝食ができる時間だから移動しようか?」
「う、うん」
そうしてご飯を食べるところに向かうとユリーカさんとエレナさんが朝食の用意をしていたので私達も手伝って朝ご飯を食べた。
そして朝食が食べ終わってから私達の部屋に戻りユアと今日どうしようかと話しているとユリーカさんが部屋を訪ねてきた。
「レーナちゃん、ユアちゃん中に居る?」
「はい。入ってきても大丈夫ですよ」
そう言うとユリーカさんは部屋の中へ入ってきた。
「何かありましたか?」
「村長さんがあなた達を訪ねてきたわよ? 多分、レーナちゃんがユアちゃんを連れてくるきっかけにもなったことが関係あるのだと思うけど」
「そうですね。とりあえず、村長さんの所に行こうか?」
「はい」
そうして、玄関に向かうとそこに村長さんがいた。
「おはようございます」
「おはようございます」
「あぁ、おはよう。もしかして朝早くに来すぎたかな?」
「いえ、そんなことはないですよ? それより、どこでお話をしますか? 私達が村長さんの家に行った方がいいですか?」
「そうだな……。来てもらってもいいか?」
「はい」
そうして私達は村長さんの家へと移動をした。




