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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第四章 コッコロ村
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178.村長さんの家へ



 村長さんの家に着いたので扉をノックするとしばらくして村長さんが出てきた。そして私を見た村長さんは驚いた顔をした。


「!? 嬢ちゃんどうした? もしかして、途中で何かあって引き返してきたかい?」


 ……なるほど、ユリーカさんも戻ってくるのが早いと言っていたけど、早く戻り過ぎて違う心配をされたみたい。


「いえ、無事に街まで送り届けてからユアを連れてきました」


 そう言って後ろに居たユアに視線を向けると私の後ろから覗くように顔を出した。


「こ、こんにちは」


「……こんにちは。戻ってくるには随分と早いような気がするが村に戻ってきてすぐにここに来たのかい?」


「いえ、ユリーカさんの所で昼食をいただいてから来ました」


 そう言うと村長さんは一瞬呆然としたがすぐに気を取り直した。


「……分かった。とりあえず、アルディンは街に置いてきたのだな?」


「はい。ちゃんと警備兵に引き渡してきました」


「そうか、とりあえず、中に上がってついて来てくれ」


 そう言われて村長さんについて行くと部屋へと案内をされた。


「ちょっと準備をしてくるからそこで座って待っていてくれ」


 村長さんはそういうと部屋を出て行った。


「しばらくここで待つことになるみたいだね」


「そうだね。でも、村長さんは私が思っていたよりも話しやすそうな感じだったかも……」


「それなら、大丈夫そうだね。緊張しないでちゃんと受け応えをすれば大丈夫だから気軽に話せばいいと思う」


「うん。頑張ってみる」


 とそんなことを思っていると、扉をノックする音が室内に響いた。


「準備などができたので入っても大丈夫ですか?」


 するとそんな村長の声が聞こえた。もう少し時間が掛かると思っていたから思っていた以上に早く戻ってきて少し吃驚しながら返事をした。


「はい。どうぞ」


 そう言うと村長さんが温かい飲み物をもって部屋の中に入ってきた。そして、持ってきた飲み物を私達の前へと置いていく。


「ありがとうございます」


「あ、ありがとうございます。」


 そうして、私達の飲み物を置き終えると村長さんは椅子に腰を掛けた。



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