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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第三章 リンフレッドに潜む影
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181.ローナさん?



「さて、ユアは孤児院に行ったけど、私はこれからどうしようかな……」


 そんなことを思いながらアイテムボックスに入っているローブを取り出して着た。今まで同じローブをずっと着ていたから少し違和感があるけど、まぁ、そのうち慣れるかな? そんなことを思いながらエギルさんの所に行って魔力操作の練習がてら魔鉄を作ってこようかな? と思い部屋を出て武器屋さんへと向かった。




 武器屋に着くとエギルさんと会ってこの前教えてもらった部屋に入った。そこで使ってもいい武器や鉄を選んで魔力を纏わせようと思う。でも、この前のようにやってもそれなりに時間がかかっていたからなるべく刀身が薄いものを選んで魔力を纏わせて維持をする。


 それからしばらく経ってその武器に魔力を流してどれくらい抵抗を感じるのかを調べながら自分が使っている武器ぐらいまで魔力を通しやすくしていた。


 そうして3つが完成したのでエギルさんに最終確認をお願いするとちゃんと鉄が魔鉄になっていることを確認してもらえた。そしてエギルさんは奥に消えると金貨15枚受け取った。ちゃんと約束した分だけのお金がもらえているのかはわからないけどこんなにも大金を受け取ってもいいのかな? と思いながらエギルさんに聞くが反応は変わらなかったのでそのまま受け取った。その際に『もしエギルさんからの希望があればその武器を魔鉄に変化させるよ?』と言ったら『その時はよろしく頼む』と言うとお店の奥へと消えて行ったので私は一旦宿に戻ることにした。もしかしたらユアが帰って来ているかもしれなから確認をしないとね? そう思って宿に戻ったがユアは帰って来ていなかった。帰って来ていないのなら、ルミアと上手く仲直りができて話しているのかも知れない。そんなことを思いながら暇だしフローラにでも会いに行こうかな? と思い服屋さんへと向かった。




 そうして服屋さんに着いたのだが珍しく営業をしていないみたいで閉まっていた。


「もしかして今日はたまたまお休みだったのかな?」


 そんなことを思いながら隣の防具屋さんを確認したが同様に閉まっていた。やっぱりお休みみたい。


「……ユアの様子でも覗きに行こうかな?」


 そんなことを思って孤児院に向かおうとしたとき、前からローナさんがゆっくりと歩いてきた。ただその様子はいつもと違って焦燥に駆られているような感じだった。


「ローナさん?」

「レーナちゃん……」


 明らかに元気がなさそうなローナさんを見て何か不味いことでもあったのかな……。と少し不安になった。


「何かありましたか?」

「ええ、ちょっとね……」

「そうですか……」


 あまりにも元気のないローナさんをみて本当に何があったの? と思ったけどあまり個人的なことは聞かない方がいいのかな? と思ってフローラと会えるか聞いてみた。


「フローラに会いたに来たけど、今家に居ますか?」


 私がローナさんにそう聞いた瞬間、ローナさんの表情がより曇った。もしかして、フローラに何かあったの? と不安になりながらローナさんが何か言うのを待っていると「ちょっとついて来て」とローナさんにそう言われて閉まっていた服屋さんに入った。



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