165.調達
14話まで改稿しました。
それから2日間、お金を稼ぐことができなかったので依頼や魔物の討伐を頑張って、金貨2枚と銀貨8枚稼ぐことができた。とりあえずそのお金でユアが返すと言って聞かなかった宿代を貰い終えてようやく依頼の報酬を折半できるようになった。でも、直ぐに宿の宿泊を5日延長して消えちゃったけど……。
その翌日
2日間依頼や魔物を狩ることを頑張ったから、今日は午前中で切り上げる。ということにして受けた依頼を午前中に片付けると街に引き返した。道中はウルフに遭遇したけどここ最近よく狩っていたため、そこまで時間をかけることなく倒せるようになっていた。
最初は少し動きが硬かったユアが今ではその硬さが無くなっている。そのお陰か攻撃に躊躇いが減り一度の攻撃が以前よりも深手を負わせれるようになたことにより戦闘時間が短くなった。ユアにはこの調子で頑張ってもらって複数のウルフの攻撃を捌けれるようになってもらえれるといいなぁ。と思いながらウルフの解体をしているユアを見ていた。
そんなことがありながら街にはお昼頃に着いた。それからギルドで依頼の報告と道中で狩った魔物を売り払うと銀貨8枚受け取り宿に戻ってお昼を食べた。
お昼を食べ終えると部屋で少し休憩をしながらこの後どうしようか考えていたとき、そう言えば前に買った塩とか干し肉が結構少なくなっているから買い足しに行こうと思った。それにお金にも少し余裕ができたから香辛料とかも少し調達して来ようかな?
「私、広場に行って来るけどユアはどうする?」
「私も行くの」
「それじゃあ、行こうか?」
そう言って私達は広場へ向かった。
広場に着くと多くの人で賑わっていた。
「こんな時間でもたくさん人がいるんだ……」
「? この辺りはどの時間帯でも人が多いよ?」
ユアは私が驚いていることに不思議そうにしながらいつもこんな感じだと言った。
「そうなの?」
「うん。多少人の多さには差があるけど大体この辺りは人が多いよ」
「そうなんだ」
そう言いながら私はお目当てのものを探す為に歩き出した。
そうして、干し肉、塩、胡椒が売っている場所を探して購入した。全部で銀貨8枚となかなかのお値段がしたが……。ユアは私が胡椒を買った時にその値段を聞いて驚いていた。塩の半分未満の量しか買っていないけど銀貨5枚もしたのだ。この前広場で見たときよりも少し高くなっていた気がしたが時期的な問題なのかな? とそんなことを思いながら広場を後にした。




