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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第三章 リンフレッドに潜む影
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153.今日の予定2



 食堂で朝食を食べ終えると部屋へ戻り一緒にベッドへ腰を掛ける。


「今日は狩りをお休みにしようと思うけどユアはどう思う?」

「狩りをお休みにしても大丈夫かな……。ここの宿代は高いから少しでも休んじゃうと収入以上に滞在費がかかりそうで……」


 ユアはどうやらこの宿代が高くて働かないと心配らしい。ユアは私と出会う前、1日でどれだけのお金を稼いでいたのか分からない。何度か採取系の依頼をこなしている感じだと多くても銀貨1枚を超えるかどうかといったぐらいだったから宿代が高いと思う事は仕方ないかもしれない。昨日だって少し無理をしてウルフを斃していたからそれだけで銀貨数枚くらいは稼げていたけど、アイテムボックスが無かったらと考えるとそこまで多く稼ぐのは難しいかもしれない……。


「ユアが気にするのも分からなくはないけどたまには休暇も必要だよ。疲れが溜まっていると魔物との戦闘中で隙をさらして危険な状態に陥るかもしれないから休むことも大切なお仕事だよ?」

「……そう、なの?」


 ユアは少し不思議そうに聞いて来た。この前、ユアの話を聞いた感じだと碌に休むことはしないで働いていることが分かっている。だから休むことの大切さがいまいちわからないのだと思う。でもユアの事だから慣れちゃってそういったことがいまいちわからないのかもしれないけど……。


「……そうだよ。だから今日は狩りに行かないで、一緒にどこかへお出かけをしに行かない?」

「え!? いいの?」


 一瞬ユアは驚いていたけどすぐに私の話したことを理解したみたいで目を輝かせながら一緒に行ってもいいのかと聞いて来た。さっきまで少し不安そうにしていたけどそんなに期待しているような視線を向けられると少し困る。どこに行くのとかは何も決めていないから……。


「だ、大丈夫だよ」

「そうなの? どこへ行くの?」

「……何も決めていない」

「え?」

「だからユアがやりたいこととか行ってみたいところがあれば一緒に行くけど、何かしたいこととかある?」


 そう聞くとユアが少し考えるような素振りを見せたけどこちらを見ながら少し躊躇いがちに聞いて来た。


「い、一緒に買い物とかはどうかな?」

「買い物?」

「うん。その、前に1回、レーナちゃんといろいろなお店を見て回ったよね?」


 確かに以前、ユアの装備を見かねて整えるためにいくつかのお店を回ったことを思い出して頷く。


「その、そう言ったことあまり無くて嬉しかったからまた行けたらなぁ~と思って……。あ、別に必ず何か買う訳じゃないよ!? 見て回るだけでもいいから。だからどうかな? と思って」


 以前一緒に回ったときそんなことを思っていたの。と少し驚きながらも買い物がしたい訳じゃないと言った。別に欲しい物があれば買えばいいのに……。とそんなことを思ったけどそういえばユアはあまりお金を持っていなかったかも? と思い何か欲しそうにしていたら少し買ってあげようかな?


 そんなことを思いながら「じゃあ一緒にお店を回ろう?」と言って私達は街へと繰り出して行った。



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