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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第三章 リンフレッドに潜む影
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151.戦闘のその後2



「これで大丈夫かな?」


 そう言うとユアは右手を触ったり動かして右手の様子を確認していた。


「大丈夫だと思う。レーナちゃんありがとう」

「これくらいならたいしたことないから。だから怪我をしたらちゃんと私に言いなさい。わかった?」


 と言うとユアは少しぎこちない感じだったけど頷いた。


「う、うん。今度からはそうする」

「絶対よ?」


 そう言うとユアは何度も頷いていた。


(ここまで言ったんだから怪我などをしたらちゃんと私に言ってくれるといいなぁ……)

「分かったならいいわ。……とりあえずウルフの解体を済ませようか?」

「うん」


 そう言って私達は斃したウルフの解体を行った。まぁ、当たり前のことかもしれないけどユアの方が解体することが早くて上手。なので私が斃したもう1匹のウルフもユアにお願いをして私は続きの作業に取りかかった。




 解体が終わると街への帰路についた。その道中ユアと話をしているとき「今日採った薬草はレーナちゃんの好きに使って欲しい」と言われた。私としては薬草を使ってポーションを作るのでユアが言ってくれたことは嬉しいので素直に甘えてお礼を言った。そんなことを話しながら無事に街に戻りギルドに向かった。


 ギルドでは今日狩った素材を売却すると銀貨13枚受け取りギルドを後にした。ギルドを出た後、お金のことでユアと話したけど、結局銀貨を1枚も受け取らないで宿代に当てて欲しい、と言われて全部受け取ることになった。確かに後で宿代を払うという話でお金を払ったことにしたけど報酬の全部を渡さなくてもいいのに……。とそんなことを思いながらユアと昼食はどこで食べるのか話し合った結果、宿で昼食を食べることになり早速向かうことになった。




 宿の食堂へ着く頃には昼時のピーク時は過ぎたようで店内にはまばらにお客さんがいるだけだった。空いている席に座るとラナさんがやってきたので私はラナさんのお任せ料理を頼むとユアも同じものを頼みユアの分までのお金を払う。するとそこでユアが私がお金を払ったことに気付いた。ラナさんがその場を離れるとユアにいくらなのか聞かれ、それに答えると『お金を払う』と言った。そこまでたいした金額じゃないからいいと断るとユアが『払えるのならば払うと言って』結局お金を受け取り昼食を食べた後、部屋に戻ることにした。



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