140.ユアの異変 理由3
投稿が少し遅れてすいませんm(__)m
138話と139話の話がおかしいと言う指摘があり手直しをしました。前書いた内容と同じようなことを書いてすいませんm(__)m
他にも同じような間違いがあれば教えていただけると嬉しいです。
「……ユア、大丈夫なの?」
「え?」
「だって、ユアは孤児院の子達を大切にしていたでしょ? それなのにそんな仕打ちをされたユアが心配で……」
そう言うと少し悲しそうにしていたユアの目元から涙が流れた。
「え? え?」
それに気が付いたユアは涙を拭うが拭っても拭っても涙が流れていた。
「ご、ごめんね、急に、これ、じゃあ、レーナ、ちゃん、が、困るのに……」
とそう言いながら涙を拭っていたユアを私は胸元に抱き寄せた。
「!?」
「私に何かできるわけじゃないけど、無理はしなくてもいいんだよ?」
と言いながらユアの頭を撫でてあげる。するとユアが「ご、ごめんね」と言うと我慢していた感情が一気に溢れ部屋にはユアの嗚咽が響いていた。
それからしばらくの間ユアは泣いていたけど時間が経つにつれ少しずつ落ち着きを取り戻していきユアの嗚咽が聞こえなくなった。
「……大分落ち着いた、かな?」
「う、うん。……、その、あり、がとう」
「気にしなくてもいいよ。その……。ユアが大切にしていた子達から拒絶されたのに泣かない方が難しいと思うよ?」
そう言うとユアは何度か深呼吸をしてから話し出した。
「そうかもしれないけど、私がオノマ達のことやお金のことを気にし過ぎた部分もあって孤児院の子達と遊ぶ機会がかなり少なくなっていたのもあったから……。それにわざわざ左腕のことを言うことも無いと思って言わなかったから……」
「……そんなこと無いと思うよ?」
「どうしてそう思うの?」
「多分だけど今いる孤児院の子達は大怪我とか見慣れなかったことが大きくて、避けられていたのでは? と思うからかな?」
そう言うとユアは顔を上げて少し驚いた表情をしていた。
「……それは、少しあるかも?」
とちょっぴり孤児院の子達が避けた理由が分かり仕方ないかもという表情をみせていた。まぁ、さっきまで泣いていたから涙で顔と鼻水で少し汚れているけど……。とそんなことを思いながら拭くものを取り出す。
「ちょっと顔を拭いてあげるね?」
「え? ……!?」
ユア少し不思議そうな顔をしていたけどしばらくして、先ほどまで泣いていたことを思い出したようで顔を真っ赤にして直ぐに俯いた。
「拭いてあげるから顔を上げて?」
そう言うと恐る恐る顔を上げたので私は微笑みながらユアの顔を拭き始める。するとユアの顔がさらに赤くなったような気がしたけど気のせいかな? と思いながらユアの顔を綺麗に拭いていた。




