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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第二章 森の異変
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125.エレナさんのお話





 そうしてエレナさんに案内された部屋に入って座った。


「早速本題に入りますがよろしいですか?」

「はい」

「は、はい」

「わかりました。あなた達に話したいこととは、この前のオークの件についてです」


 ? それはオークを倒して終わったんじゃないの? ……もしかしてユアのパーティについて何かあったのかな?


「少し疑問に思っているのかもしれませんが昨日はいろいろなことがあってレーナさんとユアちゃんの評価を直ぐに行えなかったのですが一区切りついた為、レーナさん達に話そうと思って待っていました。

「え? 私ほとんど何もしていないですよ?」


 ユアは、自分が評価対象になっていることに疑問を持っているみたいだ。まぁ、ユアがそんなことを思うのはわからなくもないけどもっと自分に自信を持ってもいいのに……。

 戦闘面ではやや劣る部分もあるけど盗賊としての能力はかなり高いと思う。まぁ、基準になるものはないけど魔物の位置を察知できるとかかなり凄いと思うし……。それなのに彼女のランクが私と同じだということが少し気になっていた。


「オークに攻撃を入れたと聞いたけど?」

「でも、一回だけですよ?」

「それなりの怪我を負わせていたでしょ?」

「でも、行動を阻害出来たわけでもないよ?」

「ちゃんと攻撃が通っていれば大丈夫です。それにあなた1人で倒せるような魔物ではないのよ?」

「それはそうですけど……」

「それにあなたのパーティの事もあってランクを上げていなかった部分もあるので大丈夫です」

「え?」


 ユアはエレナさんの話を聞いて驚いていたけど私としてはエレナさんの話を聞いて納得をした。彼女の実力でこのランクはやっぱりおかしい。それとも彼女が今までいたパーティの実力がランクにあっていない。そう思ったけどそういえばエミリアさんから彼等のランクの事聞いたときに「問題ない」と言っていたことを思い出したからあれがEランクの実力なのか……。と思い直した。


「今回の件であなた達のランクをEランクに上げます。ユアちゃんに関しては上げれる環境が整った部分が大きいかもしれないけどあなたにもいい才能があるからもっと自信を持ちない」

「……え?」


 エレナさんの言っていることに凄く納得していたのにユアはそんなことを言われて驚いていた。


「エレナさんの言う通りだから……」


 と若干呆れながらそう言うとユアが困惑していた。


「レーナちゃんまで……」

「もっと自分に自信を持ちなさい」


 今まで居た環境が酷かったのもあって自分の凄さが分からないのかもしれない。でも、それを理解するまでには少し時間が掛かるかもしれない。そんなことを思った。


「(何だか姉妹みたい)」

「? 何か言いましたか?」

「い、いえ。そんなことは……」


 エレナさんが何か呟いたような気がしたけど気のせいだったかな?


「それにしても仲がいいですね?」

「……まぁ」


 そんなことを言われて私は頬を掻いていた。その一方で、ユアは顔を赤くし顔を伏せていたが……。



会話が3人になると今まで以上に書くことが難しい(^^;)

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