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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第二章 森の異変
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121.魔鉄について

誤字報告をしてくださった方ありがとうございます。修正が終わりました。


また、他にも誤字を見つけた方がいらっしゃったら教えていただける嬉しいです。m(__)m




「……だがどれだけの魔力があって変化したのかは分からんがその可能性は低いと思う。何か別の要因でこの変化が起こったのかもしれない」


 そう言いながら刀を返してきたので受け取った。


「そうですか……。因みにですが魔鉄の特徴とかありますか?」

「魔鉄の特徴は魔力が通る鉄の事だ。普通の鉄では魔力はほとんど通らないはずだ」

「ほとんど?」

「ああ、さっき言った鉄を魔鉄化する話ができてからそう言われるようになった」


 という事はその話が無かったときは魔力は通らないと思われていたのか……。なら、ミスリルと魔鉄の違いは何だろう?


「じゃあ、ミスリルと魔鉄の違いは?」

「それは魔力の通りやすさが違うだけだ。ただミスリルの方が遥かに性能は上だが……」

「それって魔鉄はミスリルの下位互換ということ?」

「まぁ、そんなところだ。価格の開きが大きいが……」


 そうなのか……。まぁ、鉄の一部が魔鉄に変化したぐらいなら気にする必要はないのかな? できることなら全部魔鉄に変化させたいけど要因が分からないとできないし……。でも、魔力で何とかなるみたいだから後で少し試してみようと思った。


「とりあえずこの武器には問題はないという事でいいですか?」

「ああ」

「じゃあ、この前見せてもらった武器をください」


 そう言って金貨20枚分のお金を渡した。


「本当に稼いできたのか……」

「それは当然ですよ」

「そうか。少し待て」


 気持ちエギルさんが嬉しそうにしながら奥に行ってしばらくするとミスリルで出来た刀を持って戻って来た。そして無言でその刀を差し出されたので私は受け取る。一応鞘から刃を抜き確認する。


「おぉ~」


 特に目的も無く生きるためにお金を稼いでいたけどこうやって欲しい物が買えると何だか感慨深い。そんなことを思っていたけど先ほどミスリルや魔鉄は魔力がながせるとか言っていたけどどのように魔力を流すのか聞いていないことに気が付いた。


「あの、刀に魔力をどうやって流せばいいですか?」

「ん? ああ、そうか。……刀身に魔力を行き渡らせれば切れ味が上がる。そのとき使った魔力の量でも切れ味は変化する」


 一瞬、エギルさんは私の質問を不思議そうにしていたけどすぐに納得して教えてくれた。まぁ、大方魔力を持っているのにわからないのか? と思われたと思うけどたまたま鉄が魔鉄に変化しただけで刀に魔力を流す方法を知らないということに気付いたのかな?


 魔力を刀に流す方法は話を聞いた限りではそこまで難しそうじゃないからこの後試しにやってみよう。そう思ってエギルさんと別れて森へ向かった。



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