第3話 サキの準備
投稿が遅くなってしまて、すいません。
題名を異世界転生から異世界転移に変えました。
多分、異世界転移の方があってると思います。
サキが異世界転生してきて、1か月。サキは村の人達と仲良くなっていた。
村長の話によれば、風牙族がうまれた理由はこうだ。
その当時、人間だった村長らの村はある日、突然、大鬼に襲われ、たくさんの人が死んだ。
そのなか、村長と自分と10歳離れた姉など合計100名ほどが生き残った。
どうして、100名も生き残れたかというと、村長を助けた男の勇者が助けてくれたようだ。
その後、勇者は村長の姉と結婚し、子供がたくさんできた。
勇者の子供は1人残らず、風の力を持っていた。その理由は、勇者は風の力を持っているからだ。
勇者と村長の姉の子供はいろいろな人と関係を持ち、15年足らずで村の全員が風の力を持った。
セナもその一人だ。勇者はその村を助けてから、10年ほどで有名な勇者になり、さらに5年後、
伝説の勇者になったという訳だ。
・ ・ * ・ ・
サキはセナに連れられて、服屋に行っていた。
「なにこれーー?すごい肌ざわり、いいね。」
サキは服を見ながら、言った。
「あったり前でしょ。風牙族の村の人達の血と汗と涙のおかげで作られたソルジアナ王都にも出回っている
最高級の布を使ったんだから。」
セナはこれぞとばかりに自慢してきた。
「そうなの?でも、私、こんなの着れないよ。だって、私、ここの世界のお金持ってないから。」
サキは困りながら言った。そして、持っていた服を棚に戻して、ため息をついた。
「確かにね。あたし何にも考えてなかったわ。ごめん。だけどさ、サキが今着てるその服売ったら、
まあまあ金にはなるんじゃない?」
「そうかな?セナがそう言うなら、売ってみようかな。」
そんなこんなして、サキは着ていた服を売り、ある程度のお金が持てた。
そうして、サキは村最高級の布で作られた服を買った。
そして、サキはセナに連れられて、剣のお店にも行った。
その剣屋さんにはたくさんの剣があった。
「サキ、見てあたしの剣。」
セナはそう言い、サキに自分の剣を見せてあげた。
「あたしの剣は、ここの店主がオススメする最高級の剣なんだ。この世界には魔物がたくさんいるの。
だから、こういう剣とかの武器を1つは持っておいた方がいいんだ。だから、何かしら買いな。
まあ、これからサキが何をしたいかは知らないけど、持ってて、損することは無いから。」
「そっか。持ってた方が良いんだね。じゃあさ、何かいい剣、教えてよ。」
サキがそう言うと、セナは奥の方から剣を持ってきた。
「この剣は、店主の作った渾身の1つ。この剣は持ち主の系統に何でも変えられる剣で王都でもあまり
見かけない最高級の剣の1つ。あたし的にはこれがオススメかな。それにこの剣、サキに大きさ
ぴったりだし。」
サキは迷いながらもこう言った。
「うん。私、これ買うよ。気に入ったし。」
そして、サキは剣を買った。
「セナ、私、服も剣も買ったから、所持金が少ししかない。どうしよう。」
サキは困った顔をしてため息をついた。
「サキ、あたし考えたんだけど、これからサキが特にしたいことが無いならあたしと冒険してみない?」
サキは驚いた顔して、その場にフリーズしてしまった。
「サ、サキ?大丈夫?」
セナはサキを心配して、揺すぶった。そうすると、サキは再起動して、
「い、いいの?私なんかと冒険しても。」
「ダメだったらサキにいってないよ。」
「ふふ、そうだね。セナ、私はセナと冒険したい。私の方こそお願いしたいぐらいだよ。」
サキは笑って、セナに抱きついた。
「あんたっていう子は。可愛くて、しょうがないじゃない。」
そうして、サキはセナと一緒に冒険に出る事となった。
だが、サキがセナを上回る力を持っていることは誰にも分からないのである。
ちなみにですが、サキが来ていた服は患者が着るあの服です。
サキの親はお金持ちで、結構いい素材の可愛らしいものを着ていたので売った時に
結構いい値段になったそうです。