不定形の○○
俺もリアクションがとれなかった、セルシィも声を失っていた、ゲルの滝もまるで驚いたように固まっている。
頬に熱、血がタラリと垂れるのを感じる。目の前分厚いゲルの塊は、三十センチもありそうな巨大な空洞がぽっかりと開いている。
ゆっくり背後を振り向くと、セルシィと少女の間に巨大なスピア状の黒槍が深々と突き刺さっていた。
「き…た」
少女が指を俺の方向に向ける。
いや、俺ではないゲルの方か?
いや、ゲルですらない、その更に向こうを指さしている。
何時の間にか開いた大穴、その暗闇の向こうには、濃い夜色の巨大な盾と同色の中世風重装騎士鎧を装備した巨漢が投擲の姿勢からゆっくりと戻っているところだった。
「なっ…な…な」
セルシィも俺も声が出てこない、写真や映像で見た事はあるがこうして見るのは初めてだからだ。
いてはならない存在、いる筈のない存在。現在確認されている主の中で唯一の人型であり、現存する狂気の代弁者。
装飾の無い分厚い鉄板のような黒塗りの鎧と兜、黒色の鳥が羽ばたく彫刻がいれられた、対戦車砲防壁のような巨大な盾、黒塗りの鞘に納められた肉厚の長剣。
なによりも、この重く重力感のある雰囲気。こんなプレッシャーをかけられたのは、聖教軍主力第一部隊に壊走寸前の自軍が囲まれた時以来だ。
人の形をした単体でなお、どうすればここまでの圧を放つ事が出来るのか。正直、圧力に押しつぶされそうで今は立っているのが限界だ。生半可な覚悟や、相応の修羅場をくぐり抜けていないと腰が抜けてしまうだろう。
腰から長剣を引き抜き一歩歩を進める。それだけで、俺もセルシィも一歩後ろに下がってしまう。
「セルシィ、足は萎えていないか?」
「……認めたくないッスけど、ちょっとだけ萎えかけッスよ。
主がいるのなら、当然眷属も近くにいる筈なんスけど…なんであの鎧一人でウロウロしてるッスかね。想定外の出来事に、多分アタシだけだったらションベン漏らしてたッスね」
「女の子がそんなはしたない事言うな。
性癖として見る放尿の趣味は、生憎とないんだ」
メタスが長剣を一振りした瞬間、剣圧でも飛ばしたのかゲルが弾き、古代の預言者が海に道を作ったかのように道が開いてしまった。
ジョンは反撃をすると思ったが、逆に逃げるように左右に割れ道がどんどん広くなっていってしまう。あの溶解生物が、完全に恐れている、何故だ?
いや、そんな事を考えるのは取り敢えず後回しだ。
適当な事を言ってはみたが、手持ちの武器は無しで足手纏い一人。セルシィの重火器ではメタスとは相性が悪く、クルセイダーでさえあの盾と甲冑を退ける事が出来るか分からない。
黒騎士メタスは、聞き及ぶ限りでは戦闘スタイルは愚直なまでの中世で活躍した重騎士の再現だ。
前進を固めた鎧と常識外れの盾で身に振りかかる攻撃を強引に無効化しつつ踏み込んで敵を蹴散らす。そして厄介なのが、並々ならぬ重装備を着こんでいる割に足が速く、少なくとも人の速さではどんなに身軽であっても逃げ切れないと言われている。
毒ガス系攻撃は効果を及ぼさず、遠距離攻撃や間接的な攻撃では身体に傷一つつかない。肉弾戦を行おうとしても常識外れで力任せな膂力に任せた強引な剣術や槍術の前に小手先の技術は通用しない。力押し等もっての他だ。
逃げても無様に追いつかれてしまう。なにか策を急ごしらえで取り繕う必要がある。
「時に先輩、この小娘なんなんスか?」
チラリとわき目で少女を見て、セルシィは呟いた。
「拾い物。後で交番に届けるつもりだ」
「らしくない事したッスねぇ。だからこんな事になるんじゃないッスか?
日頃の行いを日々観察した神様とやらの、とっておきのサプライズプレゼントッスねぇ」
「どうせプレゼントしてくれるなら、こんな現状を逆転出来るようなとっておきの逆転能力が欲しい。
そうだな、時速七十キロくらいで後ろにぶっ飛ぶ事が出来そうな能力が良いな。六十キロ程度の追跡速度なら逃げられるだろ」
背中からクルセイダーを降ろして展開、長砲がメタスに向けられる。丸腰の俺は、セルシィの専用ホルスターからサブマシンガンを拝借。
あまり意味は無いように思えるが、丸腰よりは幾分かはマシだ。
「実は隠された設定とかお前にはないか?伝説の超古代生物の子孫だとか、実は宇宙から来た未確認生命体でここでとっておきのレーザーライフルを出すとか」
「お言葉ですが先輩、伝承ではアタシ達の一族はなんだか蜥蜴の神様の子孫とやららしいですよ、笑える事に。
それと、ご注文のレーザーライフルは実用化されたらしいッスよ、ちょいとお値段が高すぎて軍の一部しか配備されてないッスけど」
「俺の事務所に配備してくれないかな?国の金で」
「アタシが配備されてるじゃないッスか。むふー」
引きつりながら、ひたすらまんえんの笑顔を浮かべようとするセルシィに軽くデコピンをくらわせてやる。
危機でこそ笑え、表情を明るく、馬鹿を言って、不敵に馬鹿な顔をしろ。
戦場というのは地獄なのだ、戦いは何時死ぬか分からない、地下迷宮等地雷原のようなものだ。
そんな所に足を踏み入れたなら、覚悟を決めていなければ話にならない。
なんせ世界は残酷だ、膝をつけば殴られ、顔を伏せれば顔面を蹴られ、泣けば相手は面白がり、無様に引けばツケが回る。そんな果てに至る自分の最後は、みっともなくどうしようもない。
ならば笑え、そうすれば死んだとしても多少は良い面出来る。
『良いかルーキー、悲惨な状況程笑え。
苦痛の表情を浮かべれば、相手は楽しがる。絶望すれば調子に乗る。泣けば泣き顔が気に入らないと殴られる。殴られて転がれば蹴りやすくて良いと蹴り飛ばされる。飽きたら殺される。
これが殺し合いって奴なのさ、少しでも心が萎えればあっという間に惨めに死んじまう。
だから笑うのさ。少なくとも、この部隊にいる連中はな』
窮地に笑えば、萎えそうな心も折れずにすむ。笑えなければ、くだらない冗談の一つでもふかしてやれ。
俺が教わり、セルシィに教えてやった処世術だ。案外馬鹿馬鹿しく能天気に考えた方が、絶望しているより身体は動く。
「足だ、とにもかくにも機動力を殺すしかない。
そうすれば、逃げれる可能性も少しは広がるだろう。俺が奴の周囲を動き回り囮になるから、お前は足をクルセイダーでぶち抜くんだ」
「……ッス」
此方が銃器を構えたのを見て、メタスが盾を構えて剣をこちらに向けた。
完全に戦闘態勢であり、やる気満々だ。
「いや、まあ。あれメタスじゃなくてご親戚の可能性あるッスよね。
大体おかしいッスからね、地下第一層にメタスがいるなんて、きっとそっくりさんッスよ」
「緊張をほぐそうとしてくれているのか?」
「とういうより、自分を騙す為ッスね」
「騙しすぎて気を抜くなよ?そして絶対にその場から動くな、少しでも奴がお前に対して注意を向けさせないようにするんだ」
サブマシンガンを構えて突撃。こんな連射力ばかりの携行火器で遠距離からあの騎士にダメージを与えられる筈がない。
それに応えメタスも前進、足元の石畳を抉りながら巨大な身体を震わせ迫ってくる。
視界を確保している兜の穴に鉛玉をぶち込む、それくらいしか今は足を止める方法が思いつかない。
いや、そもそも鉛弾を撃ち込んだくらいで足止めが出来るなら仮にも主とは呼ばれないであろう。あの人型の何かは、第三層の生態系の頂点に君臨しているのだ。
「ウオオオオオオ!」
こちらに注意を向けるよう、ジョンが退けた石畳の上を銃撃しながら右方向に傾くよう疾走。サブマシンガンを持ち出した理由は、音と弾丸で注意をこちらに強く向ける為だ。
弾丸を撃ち尽くしたと同時に、先程落とした蛇の彫像の影に滑り込み弾倉を交換し再装填をし直す。
彫像の陰から頭を出した刹那、セルシィの声が耳に響いた。
「先輩!逃げるッスよ!」
早いとは聞いていたが、メタスはあの重装備で百メートル近くの距離をあっという間に詰めて来ていた。
飛びのいてその場を退避したと同時に、背後で彫像の一部が大盾にぶち当たりバラバラに砕け散った。
側面に回り乱射、今度は盾ではなく巨大な長剣を横なぎに振るう。避けられない速さじゃない。
後ろにジャンプして横薙ぎを回避し、顔面に向けて乱射。少しはこれで怯むんでくれたら嬉しい。
兜に弾丸が命中するが、それに構わず前に出て剣を振ってくる。腐った大木をバラバラに砕くように、剣先に巻き込まれた彫像が砕けるが先程と同様避けられ速さではない。
目論見通り、奴の注意は間然にこちらに向いている。囮としての役目の、第一段階は取り敢えずクリアしたという事だろう。
確かに速力はあったが、剣速自体は巨大な鎧をつけているせいか避けれる速度だと分かった。しかし、問題は何時まで避け続けていられるという事だ。
セルシィには、防がれる心配が無く完全に当るというタイミングでクルセイダーを撃ってもらわなければ困る。外れれば、メタスの注意はセルシィにも向いて僅かな隙さえ見せてはくれないだろう。チャンスは一度しかないのだ。
どうすれば、メタス相手に隙を作る事が出来る?
その考えの果てに策を一つ思いついたが、覚悟が必要となってしまうだろう。
位置的にはこの辺りだ、やるだけやるしかない。
剣を振り切ったのを見て、後ろに避けていたのをやめ軸足を踏み込み逆にメタスの懐に攻め込む。大盾弾き返そうと迫るが、これを横に飛んで回避。
回避した先で、俺の胴体にメタスの右足が迫り蹴り飛ばされる。身体がバラバラになりそうな程の衝撃だ。
「ぐっが…あ!」
視界がかすむとする。口から血が出て来たという事は内臓計をやられてしまったか。折れた骨が何本か中で突き刺さったのかもしれない。
頭が揺れる、グラグラと視界が酩酊したかのように揺れ靄がかかったかのように安定しない。何かが耳に聞こえたような気がしたが、意味として頭に入らない。
【……て】
……?
聞き覚えがあるような、懐かしいような、なにかが俺の鼓膜揺らした。全てが騒音のように聞こえる中、その声だけはなんとなく理解できるような不思議な感覚だ。
だが駄目だ、一撃もらうところまで計画だったのだが、その一撃で再起不能になりかけている。
走馬灯のようなものまで頭の中を巡る始末だ。今は死にかけているのか? 【お……て】
誰かが俺を揺すり起こす、懐かしい感覚だ。俺の視界も、暗くてジメつく地下の風景から懐かしい我が家の一室のような景色を移した。
誰かがいた。長い耳と金色の髪の毛。細くて繊細な腕に繋がる手が肩を揺らしている。
【「おき…て」】
……そうか、起きる時間か。休憩は終了なんだな、分かったよ。
腕を伸ばし、飛ばされた先に落ちていた棒状の物を掴む。それと同時に意識が明瞭かし、俺を揺するなにかの腕を握りながら全力で転がりその場を離れる。
「お…きた」
舌足らずのように喋る少女を見て、その背後のメタスを確認。両足に力を込めて立ち上がり、愛機械槍ハルベルトの津かに薬莢を再装填。
次の瞬間機関を作動させ噴出口を露出、振りかぶるメタスの剣を迎え撃つように下段から振るう。
「ぐがあああああああああ!」
ハルベルトがメタスの剣に当たり多少の抵抗の後弾かれる。しかし、瞬間的にでもメタスと鍔迫り合いに似た事をして動きを止めれば後はセルシィの出番だ。
「背後とったぁ!」
セルシィの狙いは、脛あての後ろにある膝関節付近の装甲が薄い一帯。関節部分までガチガチに固めてしまえば、如何にメタスといえど行動の邪魔になる為だ。
銃声が響き、一瞬のみ世界が停止した気がした。俺はボロボロになってしまったが、これで機動力を削ぐ事が出来たら御の字だ。
「先輩駄目ッス!こいつ応えてません!」
セルシィが叫んだ理由はすぐにでも理解できる。メタスは身じろぎ一つ、うめき声一つあげないのだ。
ならば至近距離からハルベルトを足に叩き込んだらどうだろうか?しかし、もう一度この武器を振るう余力があるだろうか?もう一度ハルベルトを振るう前に確実に一撃長剣を叩き込まれる。
「なっ!?」
「先輩上!」
立ち上がる前に、小さな手に押し出される。
脇に転がった瞬間、天井から瀑布の如くゲルがメタスに襲いかかっていた。先程逃げていたかと思ったら、うって代わってだ。
そのゲルにメタス如少女が巻き込まれる。このままじゃ溶かされてしまうだろう。
「なんか知らんけどチャンスッス!先輩肩貸してください!」
「まてセルシィ!あの餓鬼が…」
「死んでますよあれじゃあ!さあ!」
腕をを肩に回し、俺を持ち上げた。このまま出口に向かおうとするセルシィに反発するように、腕を伸ばしその小さな手を掴んだ。
俺を揺すった小さな手。この少女はいったいなんなのか?それすら知る事なく、この少女は溶けてしまうのか?
そんなことは許されないようないと感じる。助かる筈はないのに、助けなければという思考が頭の中を埋め尽くした。
握った腕を引っぱる。異様な冷たい手を引いた瞬間まるでジョンが受け渡してくれたかのように、その身体が嫌にあっさりとゲルの中から引き抜かれた。
「生きて…る?生きてるのか?」
「……この餓鬼」
もう鼻や口からゲルが入り内臓を溶かしていても不思議ではない、眼球等真っ先に溶かされている筈だ。しかし少女は、苦しむ様子も痛がる様子もなく静かに目を閉じていた。
「セルシィ…尻尾で巻きつけて運んでくれ」
「え!?なに言ってるッスか!?この餓鬼得たいが知れないッスよ!?
だいたいなんなんスか本当にこの餓鬼!先輩は見てなかったッスけどさっきこの餓鬼アタシの前で…」
「良いから運んでくれ!」
怒鳴り声にセルシィが怯んだような表情をした。そして不承不承、気を失っているセルシィを尻尾で巻きつけ運び始める。ボロボロな大人を一人支え、少女を運ぶ彼女の顔は焦燥していた。
部屋から出ようとした瞬間、大量の水が弾き飛んだような水音が響き渡る。振り向くと、水しぶきがたちゲルが飛び散っている様子が見えた。
メタルは再度こちらを向くが、それを遮るように質量の塊となってゲルがメタスに襲い掛かり身体を包み込む。
「全力で走るッスよ!痛みは我慢してくださいね!」
その光景を尻目に、迷宮タウロスから逃走する。一刻もはやくリドバルド、ひいてはリスムに避難する為に。
激痛に身体が痛む中、幾度となく背後を振り向きメタスが追って来ているのかを確認。そして尻尾で運ばれているなんとなく『妻』の面影がある少女を眺める。
この謎の少女が、この先ある事件を引き起こすのは、容易に想像ができるだろう。
俺は、どうやら希少鉱脈よりまずい物を見つけてしまったらしい。
□ □ □
「事が上手く運んでいれば、ボクの友達は『ジョン=へイグ』を連れ出している筈さ。
彼は自分が自分で考えている程、人間性を失っていなければ人生を失っていないからね。喪失感を積極的に肯定して、後ろ向きに前向きになっているだけさ。
まるで反抗期の少年みたいだよ、良い年して可愛いとこあるのが彼の良いところかな?」
食べるだけ食べて、彼女は笑顔でそう言った。私としては、もう食べている場合でなくなってしまったのだが。
ふつふつと創作意欲が湧いて来る。世の中、一度失ってしまったものはもう二度と手に入らないと考えていたからだ。
この人が何を考えているのか私には分からない。なにかの目的の為に私を体よく利用しようという腹積もりなのだろうか?
それならそれで別に良い、そんな事は私とは微塵とも関係ないのだ。
『彼女』がもう一人生まれたのだ。あの彼女を二度も手にして独り占めするなんて、それはとんでもない、私に対しての冒涜だ。
ランザ君、貴方は彼女の『所有者』だった。ならば今度は私が『所有者』となっても良い筈だ。
「それじゃ、美味しいお菓子とお茶を御馳走様。また今度会おう?その時君の望み通りになっている事を願っているよ。
……もう君とボクは友達だからね」
半月のような笑みを浮かべ、立ち上がる。
「行くよ、ナギ君」
ナギが頭を下げたが、返事をする余裕はなかった。口を必死に抑えていたのは、叫びださないようにする為だ。
二人が出ていき数時間後、ようやく口から手を離し、そして薄く笑う。
「ランザ君、芸術を介さない貴方が、彼女を二回も所有するなんてふさわしくないわ」
嬉しい嬉しい嬉し嬉しい
「私こそが彼女の唯一の理解者。それで良い、それで十分、それこそ嗜好至福至上の幸福」
嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい
「くっ…ふふ…あはははははははははははははは…神様っているのねぇ…あははははっははああああ」
嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい嬉しい嬉しい嬉し嬉しい
待っててね、今度は綺麗に飾りつけてあげる。