小説とは何かを考えてみた
そもそも小説とは何か?そこを知る必要があるのだが…。
小説と聞くと『物語』を連想させる。しかし、小説とは=物語なのであろうか?
私は、小説=物語という捉え方を否と考える。確かに、人が読むからには話の筋という物が必要となる。しかし、その話の筋を持っているのは物語だけではない。詩も短い話の中に筋があり、文面的に表記し難いが、起承転結の結びを持っているモノもある。論述文や歴史書といった書物でさえ、話の中に筋を持っている。
今まで私は小説=物語という固定観念に執着され、文章表現や登場人物などといった抽象的なモノに苛まれてきた。
しかしもって、小説=物語を否とするなれば、話は別である。今現段階で記述しているこの文章も小説の一部、または広義での小説として分類されるのではないかと考える。
さすれば、文章表記の幅も広がり、著者が一概に物語だけを追求するといった、状態を打破出来るのではないか。
詩の中に心を込め、短い文章表記の中に存在する凝縮されたコトノハこれも小説として見る事が可能となるのではないかと考えるのである。
物語、特に連載小説や長編大作などのみを、小説の本来の姿として捉えている方に、問うてみたい。小説とは何か?小説とは何をもって小説とするのか?という事を。
私には私個人の意見と偏見があり、このような事を述べさせて頂いているが、これ以上長々と同じような言葉の羅列は避けたいと思うので、後暫くで締めさせて頂こうと思う。
皆に問う。小説とは何か?難しい表記や表現をし、物語のみを作成する事のみが小説なのか?
私の偏見が正しければ、小説とは人に何かを訴える、然り伝える文章の事であると思う次第である。
短い時間で御座いましたが、御一読ありがとうございました。そして、皆様が今一度小説について考える機会に成ればと思いこの書を締めさせて頂きます。
偏見と個人意見で構成しましたが、如何で御座いましたでしょうか?