3話 つまらない日常と回想(3)
相変わらずの駄文ですいません。
感想にあったのですが、やっぱり1話1話が短いですよね・・・orz
今回は長くありませんが、次話から頑張るのでよろしくお願いします。
いつのまにかユニークアクセスが500を超えていて驚いた
帰宅途中ーーーーー
(はぁ、まじでどうするか・・・)
今までこんなこと無かったせいか、思った以上に動揺している。
クラスメイトに女子の友達はいるがそれ以上の感情を持ったことは無い。
個人的に、今回の出来事は確かに嬉しい。
前から彼女は欲しいと思っていたし、それが向こう側からきたのだ。
なによりも彼女、谷口凛は可愛い。
学校にこんな可愛い人がいたことに驚いた。
今まで気づかなかった自分を殴りたい。
(だけどなぁ、俺は相手のことを何も知らないんだよなぁ)
好みのど真ん中ストライクだから不満がある訳でもない。
ただ、ほとんど彼女のことを知らないのだ。
知ってることといえば、可愛いこと、同じ高校ということと、白髪赤目なところ。
最後に、名前。ほとんど何も知らない。
それに俺はとくにいいところなどない。
長所は何か、と聞かれれば無いと答える。
なぜならそれが最も適当な答えだから。
とくに努力もせず、だらだらと過ごしているだけだから。
才能があるのに何もせず、何の意味も無く過ごしているクズ野郎だから。
ただ、昔は違った。
いままで、勉強に困ったことは一度も無かった。
テストを勉強せずに満点を取ることなど簡単なこと。
運動神経も悪くなく、同年代だったら絶対に負けない自信もある。
祖父が死んだため、今でこそ習っていないが祖父の教えのもと、古武術もやっていた。
そこでも困ったことは一度も無かった。
人生の半分以上を武術につぎ込んだ祖父を超えるのにも、そこまで時間がかからなかった。
そしてなにより、誰にも負けない努力をしていた。
あの頃は家族がいたから・・・・・・
(昔の俺はともかくとして、なぜ今の俺が・・・)
あたりを見てみると、もう夕方だった。
空は茜色に染まり、遊んでいた子供が名残惜しそうに帰っている。
帰る前によるはずだった商店街はもうとっくのとうに過ぎていた。
1人で考える癖は止めなきゃな、と思いながら方向転換して商店街へ向かった。
必要なものを買った後、家に帰り夕食を作る。
家族が死んだ後、飯に困ることは無かった。
小さい頃から母親の手伝いをして、その間に教えてもらったから。
一人寂しく夕飯を食べ、風呂に入って就寝の準備をする。
自分の部屋を見てみる。
あるのはベッド、本棚、勉強机、クローゼット。
テレビとノートパソコン、そして様々なゲームのハードとカセット。
この世界はつまらないし退屈だ。でも少しくらいは楽しめないかと思って買った。
実際やってみて気が晴れることも結構あった。
中でもはまったのはMMORPGだった。
なぜなら新しい自分になれるから。
現実から逃れることができるから。
友達ができるから。
なによりも本気を出せるから。
だけど楽しめた時間はそこまで長くはなかった。
それはあまりに強すぎたから、チートを使ってるんじゃないかと噂をされ始めたから。
いままでいっしょにパーティを組んでた人達からも敬遠され、1人になった。
ソロプレイでも楽しめないことは無いが、街へ行くたびに中傷されるのが嫌になった。
だから最近はやっていない。
(強すぎの何が悪いんだよ)
とか思いながら深くため息をつくと、俺はベッドに入り目を閉じた。
ーーーーーーーーーーーー明日どうするかを考えながら・・・・・・・
次の次くらいで異世界に飛ぶと思います。
駄文がどんどん目立ってきてると思うので、アドバイスなどがあったらお願いします。
もちろん感想も待ってます。