序章 1話 つまらない日常と回想(1)
少々遅れましたが1話です。
駄文ですが読んでくれるとうれしいです。
朝ーーー
俺がもっとも嫌いな時間帯。
なぜならこの世界はつまらないということを再確認させられるから。
しかも7時に起きてしまった。鬱だ。こんな日は・・・
「さぼるか、学校。」
自分で言うのもなんだが俺はさぼり常習犯だ。
高校からまともに学校に行って授業を受けた回数は片手でおつりがくる。
二年になってから学校には一度しか行っていない。
家には俺1人しかいない。もう全員死んだ。
親戚はいなかったが親が残した金が十分にあるのでそれで生活している。
「今日は何して暇を潰すか。」
いつもは10時過ぎまでは起きない。暇になるから。
しかし今日は早くに起きてしまった。なぜだか知らないが。
「とりあえず朝飯食いにいくか。」
俺はジャージから着替え、顔を洗ってから家を出た。
外は晴天。太陽が無駄に頑張っている。
俺は某赤髪教主のハンバーガーショップに行くことを決め駅の方に進路を定めた。
この時間帯だと通勤者や登校途中の学生などがいて混雑している。
俺は大きくため息をつくと人ごみに突っ込んでいった。
店に着いたらいつもと同じくハンバーガーとポテトのセットを頼み、席に着いた。
コーヒーを飲んで一息ついてから店内を見てみると見知った制服が結構あった。
正直あまり学校の奴らとは会いたくなかった。なぜなら
「なぁ、あいつ・・・」
「やっぱりそうだよな・・・」
「ねぇ、あの人・・・」
「やっぱりそうだよね・・・」
「あの噂の・・・」
「なんでここにいるんだろう・・・」
と、こんな感じにこそこそ陰口を言われるからだ。
(まったく、言いたいことがあるなら直接言えよなぁ)
そう思いながらポテトをほおばる。
しかし言われる原因を作ったのも自分なので何も言えない。
はぁ、なぜこんなことになったんだろう。
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それはまだ高校に入ったばかりの頃
その頃の俺は今よりは荒れていなく、学校に行っていた
両親の死からも立ち直りかけていた
無論、その頃にはもうこの世界はつまらない・退屈だとは思っていたが
授業をまどろみながら受け、帰宅部の帰り道が一緒の連中と帰り時には遊んだりして、
夕飯を食って寝る。
そんな毎日が続くのだろうな、と思っていた
だけど違った
いつものように学校へ行き昇降口で靴を履き替えようと思ったとき、
下駄箱になにか入っているのに気がついた。
まさかな、と思いつつもその何かを見た。
それは手紙、一般的にラブレターと呼ばれるものだった。
内容は、「好きでした。放課後に屋上に来てください。」というものだった
しかし差出人の名前は書いていなかった
何かの嫌がらせかと思いつつも、授業が終わったら行くだけ行くかと決めた
授業が終わり放課後になるとすぐ、屋上へ向かった
前回書き忘れていましたが、不定期更新です。