13話 俺とギルドと異世界観光(1)
ここで重大なお知らせがあります。
なんと、ユニークアクセスが一万を突破しました!
ホントにありがとうございます!
また短めだorz
ギルドーーーーーーーーーーーー
いきなり来ちゃったよ。ギルドに。昨日のような目に遭いたくないからな。
ギルドに来る前のことで話すことは何も無い。昨日の朝とほぼ同じだし、朝飯も食べれたし。
まぁそんなことはどうでも良いんだけど。
ギルドの中でも説明するか。
外観はかなり大きめの酒場のようになっていて、中も案外その通りだった。
中のほとんどは椅子とテーブルで埋まっていてまだ朝なのにも関わらずたくさんの人が居る。
朝は依頼を受けにここに来て、夜は手に入れた報酬で酒を飲む、という人が多いのだろう。
で、一番奥の方に受付があり、その隣に依頼などを貼ってあるスペースがある。
種族は竜族と天族以外はまんべんなく居る。魔族が少なめだが。
そうそう。最初は俺くらいの歳でこういう仕事って怪しまれるかな〜とか思っていたのだがそんなことは無く、同じくらいの歳のやつも結構居た
俺みたいに親が死んでるやつも結構居るみたいだな。悲しいことに。
ともかく、まずは登録だな。俺は受付の方にむかっていった。
「ギルドに登録したいんだが」
「はい。そうでしたらまずは手首を出してください」
なんで手首?なにするんだ?
いきます、というかけ声とともにナイフみたいな物で手首に何かを彫られていく。不思議と痛みは無い。
動きが止まった。どうやら終わったみたいで、手首にはEという文字が黒く浮き出ていた。
「では説明を始めます。今手首に彫ったのはギルドに登録している証です。文字はランクをあらわしていて、E,D,C,B,A,Sがあります。今はEになっているはずです」
こういうのはありきたりだな。だけど今はあのナイフみたいなのに着いて知りたいんだけど。後で聞けたら聞こう。
「ランクは特定の昇格用の依頼を受けることによって上がることが出来ます。依頼にも同じようにランクがつけられていて、基本的には自分のランクと同じランクかそれ以下のランクの依頼しか受けることは出来ません。なので腕に自信のある人は早めに昇格用の依頼を受けることをお勧めします」
だったらさっさと昇格用の依頼を受けるか。腕に自信が無い訳でもないし。
「次は依頼失敗のペナルティについた説明します。依頼にはたいていの場合期限という物が設けられていて、それまでに依頼を達成しなければペナルティとなります。ペナルティは加算されていく物で、3回までならば経歴に傷が着くだけですが4回目以降からは1つずつランクが下げられます。依頼失敗は絶対にしないようにしましょう」
要するに身の丈にあった依頼を受けろってことか。例えばCランクに入りたての奴がCランクでも難しい部類に入る依頼を受けるとする。たいていの場合失敗するがもしその依頼が危険な物だったら死ぬ可能性が高くなる。まあそいつはほぼ確実に死ぬな。だからやめとけってことか。
「最後に二つ名について説明します。二つ名はBランク以上で特に能力の高い人につけられます。2つ名があるとランクが1つ上の依頼も受けることが出来るようになります。これで説明は終わりですが何か質問はありますか?」
「人数制限はあるか?」
「特にありませんが報酬の量は変わりません。依頼によっては人数指定の物もあります」
「他には特に無い」
「そうですか。では、ここに名前を書いてください。文字はどこの国の物でもかまいません。自分で分かればそれでいいです」
文字は覚えたから大丈夫なんだけどどこのにしよう。共通語でいいか。
「レイさんですね?これで正式にあなたもギルドに登録しました。これから頑張ってください」
頑張りま〜す。
「話、聞いてましたか?」
「聞いてたけど何か問題でも?」
いまなぜか受付さんにおこられています。悪いことした覚えないんだけどな。
「は〜、まあいいです。昇格用の依頼ですね。これでいいです」
「ありがと。夜にはまた来ると思うから」
「死なないでくださいね」
「もちろん」
受付さん優しいな。
じゃ、行ってくるか。
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なぜだ。俺はどこで間違ったんだ。どうしてこうなったんだ。
「なんでまたあの森に行かなきゃならないんだーーーーっ!!」
そう。トラウマな森に来ています。貰った地図を見て進んでいたらいつの間にかついていた。
どうやらここに倒すべき魔物が居るらしい。ここに居る魔物っていったら思い当たるし、ギルドで見せてもらった魔物と似てる気がするんだが、違うだろ。そう信じよう。
「燃やそうかな。燃やしたら魔物も死ぬだろうしね。燃やそう」
駄目だ、俺。早くなんとかしないと。
なんとか自分を落ち着かせた後、もう二度と入るまいと思っていた森へ再び足を踏み入れた。
見覚えのある木々。あぁ、燃やしたい。
心にどす黒い感情が。
それにしても折れてる木が結構あるな。もしかしたら俺が身体強化でかっ飛ばしてたときに折ってたのかもしれない。
ある程度進んだら木が途切れ、いつかの時と同じような開けた場所に出た。
そこには予想通りと言えばそれまでなのだが、やはりいた。オオカミもどき、正式名称ウェアウルフ。絶対ゲームとかに居るだろ。
ん?なんかすごい目がギラギラしてるし怒り狂ってるみたいなんだけど、もしかして前に俺が殺りまくったから?あれは正当防衛なのに。
ともかく、燃やそう。跡形も無く、燃やそう。ついでに木も、燃やそう。
先手必勝。武器は使わない。魔法だけで燃やし尽くそう。
いつもの倍以上の魔力とさっきからの怒りを込めて最もノーマルで感情的な詠唱を開始する。
《火よ、我が意に従え》
ーーーーーーーー作者の表現では表しきれないほどの爆発ーーーーーーーーー
これなんて原爆?俺に被害は無いけどさ。原爆も実際に見た訳じゃないけどさ。
ほら、空を見上げてご覧。キノコ雲があるよ。周りを見渡してご覧。俺から半径2km位の範囲が更地になってるよ。
やりすぎた。後悔はしてないけど。むしろ達成感がある。
だけど、魔物討伐系のは証拠となる部位が必要だった。(今思い出した)
・・・・・・探そう。あると信じて。
結局すごい苦労したけどなんとか見つかった。ちなみにウェアウルフの場合だと牙だ。
生きてる奴を探した方が早かったかもしれないけど気にしない。
これでDランクか。とりあえずBランクになるまではランクアップ優先にしておこう。
予想以上に時間がかかってしまった。
さて、街へ帰るか。
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最近毎日ひどい目に遭ってるな。ホントにやめてほしい。
ギルドにはもう行ってランクをDに上げてもらった。驚かれたが気にしない。
自分の年齢がアレだったからだと思うけど気にしない。
腹も減ってるし何か食べにいくか。
俺は露店がある方へ歩き出した。
ーーーーーーーーーーー嫌な予感に襲われながらーーーーーーーーーーーーー
説明の部分がおかしくなってないか心配な作者です。
おかしい部分があったら教えてください。直します。
そして何よりも感想ください。
贅沢を言うつもりは無いですがもう少し欲しいですOTZ