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12話 あの日夢見た世界(6)

はい、12話です。


総合評価200pt超えました!ありがとうございます!

本当に嬉しいです!


今回も短めですが楽しんでください。

 宿屋ーーーーーーーーーーーー






やっと帰って来れたよ。宿屋。たった1日泊まっただけなのに昔から住んでいる家みたいに感じる。


濃すぎる1日だったなぁ。夕飯食べる気力すら残ってないよ。


え?あの後どうなったかって?思い出したくないんだがな。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー








着いたな。実際は1分もかかってないけど。とりあえず報告しにいくか。


さっきの客室の窓から入っていく。(オイ


中にはメイドさんよルシアが居た。ソ◯モンよ、私は帰ってきたー。


「ただいまー。ロリコンはきっちり締めてきました」


「おかえりなさいませ。結構早かったですね」


「レイさん、大丈夫でしたか?」


誰が言ったかすぐに分かるね。ルシアは心配してくれてありがとう。


メイドさんは相変わらずの笑顔。使者がどうなったかは聞かないでおこう。怖い。


「では、俺もそろそろ行かなきゃならないので」


「お待ちください。お渡しするものがあります」


報酬というやつか。前の貰ったあれだけでいい気がするんだがな。貰えるものは貰っとくか。


「着いてきてください。お嬢様は少々お待ちください」


「わかった」


「わかりました」


ルシア、そんな残念そうな顔をするな。悪いことしてないのに罪悪感が。





「こちらです」


そう言われて着いた場所。言葉の通りそのまんま宝の山。直視できません。目に毒過ぎる


そんな金色の輝きに目を背けながら俺は訪ねてみた。


「それで俺は何を貰えるのか?」


敬語は無しだ。本人に素の話し方でいいと言われたし。


「この中からどれか一つです。なので早速選んでください」


あの中から?きついよ。目が、目が〜。



捜索中。荒探しです。


置いてあるものは様々。ただの金塊だったり金ぴかの切れなさそうな剣だったりガードしたら壊れてしまいそうな盾だったり。


どれも売ったら高そうだがそれは観賞用としての話。実際に使うとしたら使えないものばかり。


今の俺にとってはある意味ガラクタの山。


なので俺はメイドさんに聞いてみた。


「メイドさん、他に何か無い?俺には必要の無いものばかりなんだが」


「あります」


「無いよな〜ってあるんだ!」


びっくりだよ。びっくりドンキーだ。


だけどなんで最初から教えてくれなかったのだろう。試されてたのか?


聞いてみたら大当たり。このくらい分からないと渡す価値がないそうです。


「では、着いてきてください」


そういって部屋の奥の方に進む。途中においてあるものはメイドさんの魔法(風)で吹っ飛ばされている。


いいのか、メイドさん。というか魔法無詠唱だし。



「こちらへどうぞ」


地下への階段を下り辿り着いた場所。幾重にも鍵がかけられた扉がある。


メイドさんがそれを素早く解錠していく。


そして俺に、


「この中にあるものから1つ選んでください。私はここで待ってますので」


と言った。俺に部屋に入るよう促す。


中はかなり広く、学校の体育館ほどはある。その中に様々な武具が無造作に積まれている。


さっきのものとは明らかに違う。使う為に作られた一級品。魔法によって魔装化されてるのかもしれない。


自分好みのものを探す為に凶器の山を解体していく。危なっ!剣が落ちてきた!



探すこと10分。


未だにこれだというものは見つからない。もう三分の一くらい見たんだけどなぁ。


そろそろ見つかれよと思いながら水晶の剣をどかしたら、黒と赤で彩られ、きれいに装飾された銃があった。


これは、すごい好みだ!かっこいい!


何より他のものとは違う存在感。君に決めた!


そうして俺は貰うものを決め、部屋から出た。


メイドさんがさっきと全く変わらない姿勢で待っていた。もちろん笑顔で。


「きまりましたか?」


「あぁ、決まった。いいものが見つかったよ」


「そうですか。お嬢様のところに戻りましょう」


なんというかメイドさん、無駄が無い。メイドさん最強。




で、戻ってきたらルシアがふて腐れて寝ていた。可愛すぎる。あの部分さえ無ければ本当にいいのに。


「ルシアも寝ちゃったし、俺は帰ることにするよ」


「そうですか。では、今日は本当にありがとうございました。あなたがいなければお嬢様がひどい目にあっていたかもしれません」


「それは気にしないでくれ。俺もいいものたくさん貰っちゃったしお礼を言いたいのはこっちの方だ」


「それでもありがとうございます」


大切なんだな、ルシアが。すごい伝わってくる。


「最後に聞きたかったことがあるんだが、なんで俺のことを何も訪ねない?怪しいだろ?」


「そんなことですか。それはお嬢様があなたのことを信頼していたからです」


「それだけなのか?」


「はい、それだけです」


「そうか。じゃ、俺は帰るので」


さいなら、そう言って窓から出てった。(オイ







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







そして今に至るということだ。あんま大変そうに見えないかもしれないが大変だったんだぞ?主に武具探しが。


結局予定は朝食くらいしか澄ませられていないが、まぁ良かったかなと思う。色々貰っちゃったし。


なによりルシアと会えた。それだけでいい。


この世界での知り合い。それが居るのと居ないのとではすごい変わる。


この世界は本当にいいな。






ーーーーーーーーーーそう思いながら俺は体を休めたーーーーーーーーーーー







魔法についての補足



今回少し出た魔装化についての説明。

魔装化とは、武器などに特殊な力を付与するものである。

例えば、斬りつけたときに火が出る、ただ単に切れ味がよくなる、サビなくなる、持つだけで身体能力が上がるなど様々だ。

また、魔装化させる者の技能によっても能力に違いが出てくる。

重ねがけも可能だが、一つの物に2つ以上力を付与することはかなり難しい。

分類上は特殊魔法だが、属性を付与する場合は付与する属性が使えるのが条件となってくる。

これを専門とする職業もある。



今回はこれだけだが、魔法についてはまた補足する。以上。







そろそろ矛盾が出てくるんじゃないか、口調がおかしくなってくるんじゃないか、行き詰まってしまうんじゃないか、などと心配してる作者です。


最近あまり書く暇がない・・・・・


感想評価アドバイスなどくれると喜びます。


あと、こんな魔法が出てほしい、こんな生物出してほしいなどありましたら教えてください。

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