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チュートリアル(後編)

祝:累計PV200突破!

感謝!

「一閃」

 初級スキル一閃。上段から勢いをつけて切りつけるスキル。両手装備した剣を構えて勢いよくマネキンに振りかぶる。

「速突」

 同じく初級スキル。高速の突きを繰り出すスキル。壊れかけのマネキンに諸刃の剣が突き刺さる。

「マネキンの耐久値が0になりました。新しいマネキンをポップさせますか。」

「いや、もういい。」

 いやぁ満足。こういうのは年がいなくはしゃぐのが重要だ。じゃないと恥ずかしさに襲われてやっていけん。これ人前でやるのかぁ、やっぱ恥ずかしいは。

「わかりました、では以上でチュートリアルを終了します。」

 どうやらスキルの説明で終わりだったようだ。終わりということはつまり?

「ではプレイヤーネームを入力してください。」

 …別に忘れていたわけでは無い。てか普通名前って最初に決めるもんだろ。いや本当に忘れていたなんてことはない、絶対にだ。

 しかし名前なんて考えて無かったな。ここは厨二チックな名前を付けるべきか、それとも現実の名前をもじったものが最適か。名前をささっと決めねばゲームは始められない。しかし適当な名前を付ければ後悔するだけ、うーん二律背反。

 いっそのこと歴史上の人物から名前を借りるか。

「ファーブルで。」

「その名前は既に使用されています。」

 なんだって。同じ名前がダメなことは今初めて知ったが、もういるのか昆虫学の偉人が。

 うーん、なんかあるか。虫が寄ってきそうな名前にするか。

「じゃあクヌギで。」

「承認しました。クヌギ様。」

 ファーブルがいてクヌギがいない、ウゴゴゴゴ。

「ではクヌギ様、ナチュレ・プラネット・オンラインの世界へいってらっしゃいませ。」

 内臓が浮き出す感覚。ログインの感覚は毎度浮遊感を与えられるようだ。ああ意識が吸われていく。……このAI実は神話生物とかで、精神が電脳世界に閉じ込められるとか無いよな。変な感想を最後に抱いて、チュートリアル室から締め出されるのであった。

 ─────

 ────

 ───

「行きましたか。」

 今日もプレイヤーを送り出す。音声プログラムに問題があって、面倒なことになると思っていたが、あの人を見る限りそうでもなかったようだ。

「うわっなんだこの浮遊感。」

 あら、新しいプレイヤーさんが来ましたね。では

「ナチュレ・プラネット・オンラインへようこそ!私はチュートリアルAIのナチュレイです!」

「いや声こわっ」


次回からゲーム世界じゃよ。

感想乞食というわけでは無いんですが、最初に書く昆虫の題材として、狩バチ、ドウガネブイブイ、トンボが選択肢なのですが、どれ書いて欲しいとかありますでしょうか。

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