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77 事情聴取

「まずは…俺の心の平穏のため、マチルダからな?どんな攻撃したんだ?」


 う!?私からか。まぁ、良いか。正直に話そう。


「イモ村でキョーコが買ったミスリルの剣を借りて切りました。前衛と隣の後衛がいきなり死んだから動きが止まっていて懐に入るの楽でしたよ?」


「ほー?そうか。ミスリルね…それなら納得って、おい、まて?そんなペン借りるような感覚なのか?ミスリルの剣が!」


「そうですよ?たぶん、このミスリルの剣は駆け出しを卒業できた人の作品だと思います。だから、特殊な効果はついてませんし、安かったよね?」


「うん。安かったよ?初級ポーションの方が高いよ?」


「でも凄い切れ味ですよ?鉄のプレートアーマー着た人の脇腹から肩にかけて切ってましたからね!」


 そうそう。鉄の鎧だから刃が良く食い込んでくれた。鋼だと多少は弾く感触が来るかもしれない。問題なく切断できるだろうけど。そうミスリルの剣ならね!


「…そうか。ならマチルダは武器が特殊だったからってことだな。でもそれが借りられる立場にあると。次キョーコな?」


 まぁ、イモ村で望めば格安でというか、無料に近い感じでエルダードワーフのお手製武器防具が使える。だってミスリルの甲冑がお酒3樽でしょ?たぶんお爺さんは、メイビスさんにも作ってくれそうだもんな。美人だし。巨乳じゃないけど胸もそこそこあるし。シルビアさんなら確実だな。


「私の普段使う武器は、都の武器屋さんで買ったメイスと槍ですよ?本当に普通のです。ほら?」


 キョーコがマジックバッグという名のインベントリから壊れてない方のメイスと槍を出して、ギルドマスターへ渡した。


「ほー?この重さのメイスをお前が使うんだな?それだけで異常だぞ?俺がやっと持てるようなメイスを、団扇を貸すように渡すんじゃない!他の奴なら腕が破壊されてたぞ?」


 そーそー。私、肘から折れたよ?キョーコのヒールなかったら一大事だったな。あとオークとかにも落として命を奪ったり、逃げようとしたメガネとおばさんの足を砕いてたな。


「こっちの槍も凄いが、さきの二つと比べたら普通だな。その細腕で使うには無理そうだがな?で、これらを使って何した?」


「投げました!」


 初手 メイス投げですよ。どういう訳かキョーコの投擲は凄いんだよ。うちの母親も凄いけど、それ譲りなのかも。


「……は?」


「投げました!」


「メイスを?」


「投げました!」


「そうか。槍は、百歩譲って投げれなくもないか?まぁ、やれって言われても、できるか!ボケ!って答えそうだが…メイスより現実的な気がする…そうか投げるのか…夢なら覚めて?」


「それでいきなり抉れたり破裂したりしたんだ!凄い!!」


 そうだ!修理しにいかないと!メイスも槍も壊れてたっけ。この後いこうか。


「よし。お前らの桁違いの攻撃は記録には残さない。記録が漏れたらお前らに挑む輩が後を絶たんだろう。俺が記憶しておく。それと、窓口で注意喚起しておく。ギルド内で揉め事起こした場合、命の保証はできないってな。あと、お前らのパーティは今日から全員Eランクな?異論は認めない。手間とらせたな?」


 門で熱いキスをしているジュリアは永遠のFで良いのでは?とも思ったけどありがたく頂戴しておく。後で全員カードに登録するって。


「そうそう、ジュリアに伝えておいてくれ?ギルドから懲戒免職だって。後日書類を送るから。全然仕事してないって苦情があがってくるんだよ。今回はイモ村のギルドからも苦情がきたな。まぁ、そんなに堪えんだろ?」


 私達のパーティ専任のギルド窓口兼冒険者だったけど、これからは冒険者になるのか。うん。堪えない。むしろ喜びそう。イモ村のギルドからも苦情か。エレナさんに自慢して仕事の邪魔をしたのかな?キョーコがやけ食いしてたのとも関係あるよね。そういえば、エレナさんとやけ食いしたとかいってたな。


「わかりました。伝えておきます。それでは失礼させて頂きます」


 ギルドマスターの部屋から出る。混み始めたギルドでエリが忙しそうに仕事をしていたのでそのままギルドから出た。


「武器屋さんにキョーコのメイスと槍を修理に出したらアパート帰ろうか。メイビスさんの部屋もあるから心配しないでね?」


「ありがとうございます!最悪兵舎を無断で借りようと思ってました!」


「武器壊したこと、怒られないといいな?」


 とぼとぼ歩いて武器屋さんに到着した。メアリーが拷問具眺めてた。先回りされてた。


「メアリー早いね?」


「うん!新作できたみたいなのよ?なかなかだよ!」


 メアリーはフォークみたいな道具を手に取りご満悦だった。これは、確か椅子に縛り付けられた人に装着して、眠りそうになると顎に刺さる奴だね。


「こんにちは!武器修理お願いします」


「おお!嬢ちゃんか。なに?壊れたって?見せてみな?」


 キョーコが壊れたメイスと槍を渡した。


「…槍はわからんでもない。穂先は折れるよな。柄も折れる。メイスがこんな壊れかたするのか?どんなに雑な扱いでもこの壊れかたするか?」


「両方、決闘で投げました!」


「そ、そうか…投げられた方は………この世にはいねぇな。この感じだと」


 正解!あとおじさんにお土産渡すの忘れてた気がする。イモ村に帰ったときのお土産。渡したっけ?覚えてないから渡しておくか。私はマジックバッグから鍛造の剣を出した。折り返し鍛練だよ。


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