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49 まずまずの結果

 私たちが家を買った辺りの時間帯の話だ。任せたぜ!隊長。


 マチルダとメアリーには兵士をやめず、キョーコという黒髪の勇者様の護衛をしてもらうことにした。あの勇者様のことなら、へなちょこも黙るしかないだろう。


「へなちょこロビン、げふん、げふん、ロビン王、マチルダとメアリーの処遇なんですが、近衛隊からは身を引いてもらい、黒髪の勇者様の護衛として働いてもらうことになりました。そのため給料は今までより25%カット、衣食住の保証はなくします。半月の猶予を与え兵舎からは立ち退かせます」


「…お前今何か言ってなかった?」


「へなちょこって聞こえてたとしたら、空耳ですよ?」


「ぐぬぬぬ…俺には偉大なる王ロビン様に聞こえたぞ?それで、黒髪の勇者の護衛か。あの凶悪な勇者だな。まぁ、それならこっちにあの凶悪なの来ないな。よし、許可する。が、現時点の口座の残高は押さえろ。没収する。そして給料は50%カットだ!衣食住の保証は無し!くくく、浮くぞ!浮くぞ!よーし、また奴隷買っちゃうもんね。今度は巨乳買おう」


 はぁ。やっぱり控え目に言っておいて良かった。口座の残高を押さえられたのは予想外だが、給料他は話し合いの通りだな。はぁ、話し合いの時より、条件が悪くなっちまった。願わくばあの二人には浪費していてほしい。…無理か。だってあいつら、ほとんど仕事してたし、たまの休みも引きこもってたからな。報告が憂鬱だな。あいつらどこに居るかな?流石にこの報告は、人には頼めんな。家を探しに冒険者ギルド辺りにいるかな?


「それと、マクシミリアン。こちらの勇者達を最強にするようにな?ミスリルの装備も用意するように」


「王、わたしには無理であります。私には鉄の剣がせいいっぱであります」


 本当に頭悪いなこいつ。俺は自前で用意した武器だからな?隊長のおれが鉄の剣だぞ?お土産貰ったからいきなりランクアップしたけど。他の隊員なんて、支給品は竹光だぞ?英雄の二人すら竹光だった。ひのきのぼう持ってるやつもいるからな?以外に強いけど。


「まぁいい。勇者達に取りに行かせるとする。近衛隊は解体だ。今後は勇者達に俺の身辺を警護してもらう。お前らには門番とか衛兵やってもらうからな。下がれ」


「は!」


 え?まじで?やったぜ!俺は前王の近衛隊だ。へなちょこの近衛ではない。やべ、顔に嬉しさが出てしまう。へなちょこの臭い部屋を後にした俺はスキップで城下の冒険者ギルド方面にいるであろうマチルダとメアリーを探した。


「あ、隊長だ!おーい!?」


 商店街を歩いていたら直ぐにメアリーが俺を見つけてくれた。


「おう、メアリー。他の奴らは?へなちょこのところへ言ってきたから報告だ」


「うん、こっちだよ。ついてきて?」


 商店街を路地に入り、ギルドがある通りとの間位の場所だろうか。メアリーは大きな建物に入っていった。アパート借りたのかな?さっきの神々しいエルフがエプロンして通りを竹箒で履いている。


「あ、隊長!お疲れ様です。みて?私達アパート買ったよ」


「マチルダ!ナイスだ!へなちょこに話したら口座の残高は押さえるって言い出してな?他はそのまま通った。それと、俺達近衛隊は解散だ。門番とか衛兵になる。うはははは!やったぜ!あの屑勇者達に指導しなくてよくなった!」


 嬉しそうな隊長がいた。ここからは私のターンだ。お疲れ様。隊長。


「私とメアリーほとんど使いきったよ?やー、この半月で浪費したした」


「おー?なんだ、近衛の兵隊さんか。確か戦でみたの?」


 おばあさんが出てきた。このアパートには部屋が多い。おばあさんの荷物を置いてある部屋があったのでそのまま使ってもらうことにした。昔、勇者として冒険をしてた頃の荷物とか、魔法兵として従軍してた頃の荷物があるみたい。必要なものがあったら使って良いって。


「おー!婆さんか!確か魔法兵だったな?久しぶりだな?元気か?俺達、今度は近衛じゃなくなるぜ!」


「ああ、なかなか死ねないよ?ほぉ!そりゃめでたいのう。へなちょこから外れるとは良いことだな。それじゃマチルダ、ワシ帰るから、使いたい荷物あったら使えや、断りもいらんからな?」


「うん!ありがとうね?」


 おばあさんとヒルデさんは一言二言、久しぶり元気ですか位しかやり取りしなかったが、何か、私達にはわからない何かで通じたんだと思う。今も外で手を振ってお別れしていた。まぁ、近いしすぐ会えるか。


 おやつの材料を買ってきたメアリーはキョーコに渡して、拷問部屋に自慢の拷問器具を配置していた。


 キョーコは台所だ。魔道コンロは備え付けのものがあった。三口の大きなタイプ。そしてオーブンもある。目を輝かせて私たちのおやつを作っている。楽しみ。


 ヒルデさんは管理人室でカジュアルな格好に着替えたらエプロンして表を掃き始めた。長い髪はひとつにまとめられている。あの掃かれた一角だけ神殿か何かのようだ。


 ジュリアは今お風呂に入っている。そういえば刑場まで連行されてたな。グリーンかけたけど気分的に入りたくなったみたいだ。


「隊長、ここが私達のパーティーの拠点です。おやつたべてって?」


 甘い香りがしてきたから、そろそろおやつだ。


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