カミングアウト
「これは成功かね。アントニー。」
アーネストはアントニーのほうにクルッと体を向け言った。
「今のところは順調です。」
アーネストはアントニーのところに近づき問いかけた。
「アントニー。バキと戦ってどうだったかね。」
「ハイ。毎日トレーニングしていてよかったです。あとあの時は支援が来なかったら僕は今頃大怪我してたでしょう。改めてバキの必要性を感じました。」
アントニーは苦笑いをしアーネストを見つめた。
「ほっほっ。だろ。アイツがいるだけで成功確率は全く違うからな。」
「さすがアーネスト様の息子さんですね。」
アーネストはニヤついて隣の窓を見た。
「まぁ本当の事を言うとアイツは実の息子じゃないんだ。」
「えっ?詳しく教えてくださいよ」
アントニーは突然のカミングアウトに驚いた。アーネストとバキは親子だとずっと2年間思ってたからだ。
「1年以内に徐々に分かっていくさ。それよりバキをよろしく頼むぞ。」
「はっはい…。」
アーネストはドアの方に体を向け歩いて行きついでにバキの肩をポンと手を置き部屋から出て行った。
アントニーは自分の椅子に座りパソコンの方に体を向け考えた。バキはアーネスト様の息子じゃない…か。じゃ本当の親は何してるんだ。『徐々に分かっていくさ。』…って今すぐ教えてほしかったな。
「気になる限りだ。」
アントニーは呟いた。
〜一方ギギたちの方では〜
「あぁ、そーいやパトルさんはまだ目覚めないの?」
僕はアカヅキの方を見て言った。
「あー。そろそろいい頃だと思うけど…」
アカヅキはパトルさんの方を見た。
「チチンプイプイーパトルよ起きろ」
ガットは魔法使いになりきり言った。当たり前だか何も起こらない。
「兄さん馬鹿じゃん。」
「はぁー。」
アカヅキはため息をついて冷たい目でガットを見た。
と思ったら緑の薄いカーテンのような膜は消えてパトルさんは目を覚ました。
「ええ!!」
僕とラービィとネーラへ口をそろえた。
「ハハハハハッ!これが私の力だ。」
ガットはドヤ顔になって言った。ローは嫌な顔をした。
「あ…ギギ…ハーピィ」
パトルは体を起こし周りを見渡した。
「お、なんかたくさん若者がいるが…どうしたんだ?まず俺はなぜ寝込んでた…?」
「初めましてです。」
ガットは挨拶をした。
「あっれー?貴方はガット様…?それに…ロー様?夢…?」
パトルは混乱していた。
「パトルさん、大丈夫っすか?思い出してください!パトルさんは麻酔弾を撃たれ寝込んでしまった…」
僕は今までの出来事を全て話した。
「……ああっ!思い出した!俺は麻酔弾を撃たれて…クソッ…!大丈夫か?ギギ、ラービィ。」
パトルは即座に僕たちを心配した。
「大丈夫ですよ。ルルガン兄弟たちが助けてくれたんです!」
ラービィが言った。
「そっそーなのかっ…でっでもなぜルルガン兄弟がこんなところに????それよりありがとうございます。ご迷惑をおかけしました。」
「なーに。パトルさんを助けたのはアカヅキなんでアカヅキに感謝を」
ガットは笑いながら対応した。
パトルは後を向いてアカヅキにお礼をした。
「なっにしても…ナナナナナッナゼ?ガット様とロー様が??全く訳がわからないんだが」
パトルは手足が震えていた。
ガットはまた時間をかけて丁寧にギギと同じ対応をした。不思議な事にギギたちより話が長くなった。
パトルはやっと理解した。
「そーだったのか、にしてもこの街しか放送していないのが不思議だな。」
「そーなんです。警察の貴方ここの街の様子をしばらく見守っててくれませんか?」
ローは頼んだ。
「もちろんです。でもどうせ職場でも仕事になりますけどね。ワハハハハ!」
パトルは笑った
「助かります!それでは僕たちがアルバル島に行ってる間、ギギに連絡をして下さい。」
「了解です。それでは俺は職場に行ってまいります。今回は本当にありがとうございました!またな!ギギ、ラービィ。」
パトルはグッと手をやり走っらながら言った。
「またっす!!!」
ギギとラービィはグッと返した。
ガットは地面に座り込んだ。
「アーーー。疲れたー。喋るのがこんなに疲れたの生まれて初めてだ。サンキュー。ロー喋るの代わってくれて。」
「ああ。お疲れです。」
「さーて記念すべき第1歩は何だと思う?」
ガットは僕を見て聞いてきた。
「何故に僕。」
「いいから〜ホラ〜。」
僕は皆んなを見て適当に考えた。
「ん…じゃあ、そのアルバル島?ってところに行く?」
ガットはグッとギギの方に手をやった。
「不正解!」
「えー!マジかよ、残念ダナー。」
「ガット何がやりたいの?」
アカヅキはツッコンだ。
「では正解を言いまーす。」
「………」
皆んな無言だ。
「セーカイは〜………!アルバル島について調べてもらう!だー!!!!!」
「………………」
ガットは苦笑いした。
「皆んな楽しくいこーぜ!?おい!?」
「すまんな。僕の兄さんこんな感じで。」
ローは苦笑いをしながら林の出口に向かって歩いて行った。
「はっはい…!」
皆んなはローについていった。
「…たっく…なんか盛り上がらないぜ」
ガットはやれやれ的に言った。
僕は思った。このチームて本当に世界を救うのか??????????
小説は本当に難しい。
どう表現すればいいのか分からないですね。
勉強しないと。