表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/23

幽霊に襲われるかもしれないケイドロ

サングラス兄さんの次は、幽霊ですか!?




もう、勘弁して下さい...(泣)

「はぁ、はぁ...はぁ......、ちくしょ...っ」


息が切れて来た。

彼等との一戦も、もう終えても良い頃合いまで迫っていた。


寒い、のに暑い。


凍えるような北風とは裏腹に、身体は発熱していた。

流れる汗は熱を奪えど奪えど、放熱量を上回る程の体温が全身へと押し寄せる。




もう、随分走っている。

意識も飛び飛びになりそうな位に。


走っては止まり、休んでは逃げ。

隠れた物陰で荒れた息を整え、気付かれぬように息を潜め。


もう、かれこれ一時間以上は走っているぞ。




空を仰げば、夕闇は迫っていた。




「...っと──」

背後の気配を感じ取り、私はしゃがんだ。


相手はどうやら、まだ私のことに気付いていないようだ。




よし、不意打ちをして...。




「がっ!!!」


一丁上がり。

皆、私を不意打ちばかりしているけど、私だって不意打ち出来るんだい!!


胸を張って、小声で高笑い。

他の人に声を聞かれると、マズいんでね。




と、その時。

...あれ? 足元に、変な感触が。


恐る恐る下を見ると...。




変な手が、私の足を掴んでいた。




ゆ、幽霊っ!?

いいえ、違います。


生き霊!?

いいえ、違います。


サングラス!?

いいえ、グラサンです。




頭は恐怖でゴチャゴチャ、身体はガクブル。

もう、最後は訳のわからんボケを噛ましやがって。




と、とにかく。

正体の足が、見よう!


あ、違った。

足の正体を、見よう!




..."手の正体"を"足の正体"と言っていることにすら気付かない。


ちなみに、書いてる時は「正体の足が、見よう!」の時点では間違いに気付いていませんでした(笑)




恐る恐る、恐る恐る、恐る恐る恐る恐る恐る恐る恐る恐る...。




早く見ろ!!


背中をシバかれた気がして、やっと手の正体を見た。




.........。




「いやああぁあああああぁぁ!!!」




...どうやら江角は、(精神的に)追い詰められたようです。


ちょっ、えっ、


...誰やねん!?




と、ツッコミ入れたくなります(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ