20/23
取り敢えず、一休みをするケイドロ
タイトル通り、江角は走り終えて一休み。
え、今回は内容が短い?
...一休みですよ(-"-;)
どれ位、駆け上がったのだろうか。
気づくと私は、最上階にいた。
「はぁ、はぁはぁ...、はぁ......」
荒れた息を整える。
熱くなっていた思考回路は整理されていった。
此処は団地の最上階。
逃げ場はない、が、追っ手もない。
好都合なのか、修羅場なのか。
自分でもよく分からない。
下手すれば死に場所。
そんなことは、考えたくなかった。
取り敢えず、斉藤さん(仮)の言う通りに上に来たが。
「上に何かあるかも」、などと言われた割には。
「......何もない」
でした。
どうしようか。
ひとまず、この先を思案しようとした時──。
背後から、人の気配がした。
一休みしたかったのに...どうやら江角には、休みはないらしい。
さて、後ろにいるのはだあれ?