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よりにもよって、物語が作り込まれた美少女ゲーに転生してしまった  作者: 根田わさび
第一章 守りたかったもの、守りたいもの

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プロローグ 愛蔦キララという少女

<2年前>

多くの人々が行き交う大都市、トカイ。

トカイのビルモニターに、会見中と思われる1人の少女が映し出された。


「生中継をご覧のみなさ~ん!!こんにちは~!!!」


淡い黄色の、ふわふわの長い髪。大きく丸いたれ目は、桃色に輝いている。


「この度!ギルド総本部『サムリー』のマスターに就任することになりました!愛蔦(あいづた)キララです!!」


キララと名乗った少女は力強くこちらを見据える。


「ワタシはこの世界が大好きです!!だから!世界各地にある大好きなギルドのみんな・・・あ、皆様と助け合いながら!魔物の脅威から、皆さんを全力で!お守りしていきたいと思います!」


生中継を眺めるトカイの人々が手にする機器ではSNSが開かれ、様々な意見が飛び交っていた。


[ついに!]

[めっちゃ信頼できる子キタ――(゜∀゜)――!!]

[キララちゃん可愛い]

[アホっぽいけど、いい人そう ^^) ]


どれも好印象で、期待を寄せる書き込みも多い。

少女はこちらを見据えたまま、話を進める。


「そのために!まず、『エリート特殊部隊』に新たな制度を導入しました!!皆さんご存じの通り、『エリート特殊部隊』は世界各国から特に戦闘に優れた人を集めた、ワタシの大好きな仲間達です!!新制度では『エリート特殊部隊』の出動回数を増やし、確実に皆様をお守り出来るように体制を整えました!!詳しくは...


それでは皆様!ワタクシ、愛蔦(あいづた) キララを!よろしくお願いします!!」


    *    *    *    *


<現在>


曇天の中、少女はある一つの霊碑の前で笑みをうかべる。

虚ろな桃色の目には、霊碑に刻まれた文字が映っていた。




『英雄 エリート特殊部隊に安らかな眠りを』




「・・・ふふ。」


豪雨を予見する雨がぽつり、ぽつりと降り出した。





















愛蔦(あいづた) キララ ギルド総本部『サムリー』のマスター

「トカイ」とか「エリート特殊部隊」最初はもうちょっとカッコイイ名前だったんですが、ニュアンスで伝わるようにしたかったので驚きの安直さになりました。ちなみに他もこんな感じです。

ギルド名はカッコよくなるように努力します。センスが欲しい。

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