32.実技のロールプレイは、どこまで話す?
田中「安井さん資格の試験におけるロールプレイはどんなことをするんですか?」
安井「キャリアコンサルタントの実技の試験のことかな?」
田中「そうです。最近試験のことばかり話してたので気になりました」
安井「田中君も興味を持ってくれて嬉しいよ。知っての通り俺の資格は民間資格の違うものだけど国家資格の試験は15分のロールプレイによる実技試験となっている」
田中「どんなことを話すんですか?」
安井「実際は相談者、受験者、試験官の3名で行われ最初に話すことは相談者役の人の話を受験者が話を聞いていくことで始まり相談者役の今回の相談内容と問題把握を主に理解していくんだ」
田中「そんな15分で分かるものなんですか?」
安井「正直、全部は求めてないよ。15分時間を聞くと短く感じるし話せばもっと短く感じるかも知れない時間だね。だからと言って慌てて相談者の話を聞かず質問攻めにならない配慮が必要だね」
田中「もし、聞き取れないと減点なんですか?」
安井「減点とかはないよ。勿論傾聴から問い返しなどで自然と相談者の問題を把握して相談者がそれに気付きを与えれば最高だと思うけど」
田中「じゃあ、時間は足りないのだから、聞きに徹してたら良いんじゃないんですか?」
安井「実は15分のロールプレイの後、相談者役の人は終わり試験管との5分の口頭試問があるんだ、そこで相談者との今後の話の展開、自分の出来たこと、出来なかった事を伝える必要があるんだ」
田中「それで話は進めれなくても減点はないけど加点もないみたいな感じなんですね。できた事は話を聞けたとかなら分かりますが、できなかった事って、どんな事ですか?」
安井「そうだね。まずは出来た事なら傾聴ができたとか共感の態度を示せたとかは基本だと思うね。出来なかった事は、本来なら出来ていたら、そのまま評価が良くなるてあろう事を報告するのが正しいだろうね」
田中「出来たら評価が上がっていた事ですか」
安井「相談者役の相談内容、
つまり何を相談したいのか?
それを相談者はどう考えているのか?これは不安なのか心配なのか?似た言葉でも、後にニュアンスの違いが齟齬を生み出す可能性もある為に、ハッキリと相談者役の単語を聞き逃さないようにしないとダメだね。
相談の問題は何なのか?
この問題も相談者の思う問題とキャリアコンサルタント役の人が俯瞰して思う問題と二種類がある。
そして相談者は相談者が思う問題をどう捉えてるか?
ここまでぐらいまで話せたらいいと思うね」
田中「はあ〜問題は問題でも相談者の思う問題とキャリアコンサルタントの思う問題は違うんですね」
安井「勿論それらの問題は”見立て”の段階だから推論の域を越えてないだろうし間違っているかもしらない。だけど、それらの問題を把握しようとする努力は必要だね」
田中「じゃあ今後の話の展開は、どんな事を話すんですか?」
安井「そおだね。前にシステムティックアプローチというのを話したのを覚えてるかい?」
田中「はい、確か、基本の流れだったとか言ってたやつですよね」
安井「その通りだ。
1.信頼関係
2.問題把握
3.目標設定
4.方策実行
5.結果評価
6.ケース終了
という流れだけど、ロールプレイで、できるのは1.信頼関係を築くと出来たら問題把握までだ。
つまり‥‥」
田中「つまり、今後の予定は残りの予定である。問題把握して目標を設定して実行を助ける。そして成功するみたいな事を言うんですね」
安井「うん、先に話されたけど大まかな事はそうだけど、大まかすぎるのと最後まで見ますと言うのは、どうかと思うから問題把握に努めて一緒に目標設定をできる具体的な案などもあれば話すといいと思うね」
田中「具体的な案って、何ですか?」
安井「相談者が転職に悩んでいるが自分の向いてる仕事が分からないと言われたら田中君なら何を薦める?」
田中「僕なら前に会社で進めたホランドさんの六つの適性が分かるVPI検査を進めます」
安井「直ぐに出たね。凄いな田中君」
田中「へへへ、前に佐藤さんに褒められたましたから覚えてるんです」
安井「そのように、いいと思った事を勧める予定を言ったら良いんだよ。勿論的ハズレにならないように相談者の話を聞いて理解しておく必要があるけどね」
田中「常に基本はそこなんですね。でも、何となく分かってきました」
安井「それは良かったよ。話した通り特別な事はしなくて良いんだ。自分はシステマティックアプローチの大きな流れのうちの、これは始まりの15分であり、あくまで今は相談者とキャリアコンサルタントがお互いを知る出会いの時間だと思い大切に扱うのが良いと思う」
田中「僕が言った、男女の最初の出会い編ですね」
安井「そこまでロマンチックはならないけど、そう言うのは大事だよね」
田中「安井さん次はロールプレイを僕にしてください」
安井「分かった。付き合うよ」
田中「女性に言われたい言葉です。
じゃあ僕らも頑張って国家資格取りに行きましょう!」




