31,メンタルヘルス
田中「安井さんって会社で雇われて働いてますけど、会社で働く人のメンタルを管理するのも仕事なんですか?」
安井「今更だね。キャリアコンサルタントの役割は前に伝えたけど役割は多岐に渡る。
勿論専門性は高くないため例えば、
コンサルテーション(紹介)労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと
リファー(依頼)問題解決のために適した専門機関を紹介して支援を求める。
コラボレーション(協働)複数の専門家が役割を分担して、それぞれ協働して課題解決に向けて取り組む
スーパーバイザーなど他の専門家や経験豊かな先輩などに聞いていくけどね」
田中「じゃあ、専門性のない安井さんみたいな社内キャリアコンサルタントはメンタルヘルスはどんなことするんですか?」
安井「そういうと言葉が悪いけど。そうだね。メンタルヘルスは企業に於いては4つに区分されるんだ」
田中「4つってなんですか?」
安井「厚生労働省がメンタルヘルスに関する指針を初めて発表した際この「4つのケア」としたんだ。
説明すると
1「セルフケア」
働く人が自分自身で行うことのできるケア。働く人が自らのストレスに気付き、予防し、また事業者はそれを支援すること。
2「ラインによるケア」
管理監督者が行うケア。日頃の職場環境の把握と改善、部下の相談対応を行うことなど。
3「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」
企業の産業医、保健師や人事労務管理スタッフが行うケア。労働者や管理監督者等の支援や、具体的なメンタルヘルス対策の企画立案を行うことなど。
4「事業場外資源によるケア」
会社以外の専門的な機関や専門家を活用, その支援を受けること。
としたんだ」
田中「厚生労働省が決めてるんですね」
安井「精神病などの専門性がない社内キャリアコンサルタントとしてはメンタルヘルスにて一番大事なのは初期対応だからね。社内キャリアコンサルタントは3つ目の事業場内産業保健スタッフ等によるケアにあたるんだ」
田中「そうなんですね。まずは初期対応が大事です」
安井「つまり、メンタルの変調を早めに判断して対応するのが肝要なんだ。初期なら問題を早めに対応すればメンタルヘルス上での長期職場の休暇やそれに関わるトラブルなどを未然に防ぎやすくなるからね。
そして、
会社がキャリアコンサルタントに求める役割にメンタルヘルスは比率は以外と高いんだ。
下記が企業がキャリアコンサルタントを行う目的のアンケートの結果になるんだけど
一位、労働者の仕事に対する意識を高め、職場の活性化を図るため
2位、労働者の白己啓発を促すため
3位、労働者の希望等を踏まえ、人事管理制度を的確に運用するため
4位、労働者の主体的な職業生活設計を支援するため
5位、新入社員・若年労働者の職場定着促進のため
6位、メンタルヘルス上の理由による
長期休業等の予防や職場復帰支援のため
7位社内教育プログラムの運用をより効果的に行うため
8.位、中高年社員の退職後の生活設計や
再就職等の支援のため
その他
一位は正社員で71パーセント、非正社員で56.7パーセントで正社員と非正社員で差があるものの意識を高める目的が高いんだ。だけど注目すべきはメンタルヘルスに対する目的が6位に挙げられていて正社員、非正社員個別でも30パーセント前後の目的にされてるんだよ」
田中「へえ、企業的にキャリアとは別でメンタルヘルスとしてキャリアコンサルタントは頼られてるんですね」
安井「そうだよ。結果も少しづつ反映されていてキャリアコンサルタントを行った効果のアンケートでの回答だけど8パーセントほどの比率だけど、メンタルヘルス上の理由による長期的休業が減ったり職場復帰が進んだとなっているんだ。因みに一位は労働者の仕事への意欲が高まった。45パーセント以上となっている」
田中「メンタルの話は会社の上司にも話せませんし、ましてや部下にも話しづらいと思いますし家族なんて迷惑かけると思うと相談できないですもんね」
安井「その通りだね。だからと言って専門医は敷居は高く感じる。だけど初期において社内にキャリアコンサルタントがいると相談しやすく、頼りになるというわけだね」
田中「今後も需要が増えそうです」
安井「いつかは会社にキャリアコンサルタントがいるのが学校に保険の先生がいるのが普通のような感覚になったりするんだろうね」
田中「それだと僕は女性が良いです」
安井「こらこら、イメージだからね。でも身近な存在になって、みんながキャリアというのを考えるようになってほしい。勿論会社にキャリアコンサルタントがいなければ少し体調が悪い時に気軽に相談できる、かかりつけ医の様な存在でもありたいね」
田中「僕も大人なっても気軽に相談できる存在はありがたいですし、これからも身近になってください」
安井「ハハハ、頑張っていくよ」
今回で毎日アップは終わります。
お付き合いしてくれてた方々ありがとうございます。
これから私も勉強して時に書いていこうと思います。




